2季ぶり開催の関東大学春季大会が5月2日、昨季対抗戦Aとリーグ戦1部の上位3チームが参加するAグループの「日本大学×明治大学」(無観客)で開幕し、明大が3度リードが入れ替わるシーソーゲームを24-19で制した。
◆瞬発力と15人のあふれる闘志で「らしさ」見せた日大。入替わずか3人の勝負メンバー
先制トライは前半14分、風下に立った日大のHO林琉輝がラックサイドを制して5点奪取。明大も同19分、連続攻撃からFB雲山弘貴がインゴールに走り込むと、同36分には優勢だったスクラムからのサインプレーでWTB松本純弥が逆転トライ。12-5とリードを奪われた日大だが、前半41分には攻守交代から約3分間攻め続け、PRシオネ・ハラシリがトライラインの先にねじ込んだ。
同点(12-12)で後半を迎えた日大は風上となり、7分にはモールから飛び出したLOテビタ・オトがトライ。リードを奪い返したが、明大の強力スクラムが威力発揮。日大は要所でスクラムのペナルティに苦しみ、一方の明大は後半26、33分に連続トライ。リードを奪い返し、最後は相手ボールのラインアウトをスティールして逃げ切った。明大は11人のリザーブ全員が途中出場から動き回り、全4トライ中3トライをバックスがスコアした。