2020-2021シーズンのヨーロッパ最強ラグビークラブを決めるハイネケン・チャンピオンズカップのファイナルは、フランス勢によって争われることになった。5度目の優勝に王手をかけたトゥールーズに続き、5月2日にはラ・ロシェルがホームのスタッド・マルセル・デフランドルでおこなわれた準決勝でレンスター（アイルランド）を32－23で破り、初の決勝進出を決めた。
相手に先制トライを許したラ・ロシェルだが、SOイハイア・ウェストがペナルティゴールとドロップゴールで得点を重ね、逆転。18－16で迎えた65分（後半25分）には、敵陣深くのスクラムからNO8ヴィクター・ヴィトのサイドアタックでゴールに迫り、最後はFLグレゴリー・アルドリットがピック＆ドライブでインゴールにねじ込み、点差を広げた。さらに73分にはラインアウトモールからボールを持ち出したLOウィル・スケルトンがトライゲッターとなり、大きな追加点を獲得。
トゥールーズと同じく過去4度の優勝を誇るレンスターは粘り、77分にSOロス・バーンがトライとコンバージョンを決めて9点差に詰めたが、ラ・ロシェルがリードを守り切り、歓喜となった。
ラ・ロシェル対トゥールーズの決勝は、5月22日（現地時間）、イングランドのトゥイッケナムスタジアムでおこなわれる。