ラグビーリパブリック

アサヒビールがアジア企業初の2023W杯フランス大会、ワールドワイド・パートナーに決定!

2021.04.27

オンライン記者会見には塩沢賢一社長(左)とヤマハ発動機ジュビロの五郎丸歩が登壇した(写真は主催者提供)

 アサヒビール株式会社は4月27日にオンライン記者会見を開き、アジアの企業としては初となる、ラグビーワールドカップ2023 フランス大会の「ワールドワイド・パートナー」となることを発表した。

 「ワールドワイド・パートナー」はラグビーワールドカップにおける最高位のスポンサーと位置付けられており、アサヒビールはビールをはじめとするアルコール飲料やアルコールテイスト飲料カテゴリーでは、ハイネケンに代わって唯一の「ワールドワイド・パートナー」となる。

 またラグビーW杯と同じ1987年に誕生した、『アサヒスーパードライ』が大会のオフィシャルビールになることも決まった。契約期間は2021年4月27日から2023年12月31日まで。
 塩沢賢一社長は「日本を含めた世界中のみなさまとともに興奮や心に残る感動の瞬間を分かち合い、大会の成功を目指していきたい」と語った。

 交渉は「1年ほど前」から始まった。ラグビーはオセアニアやヨーロッパで盛んに行われるスポーツということもあり、「オセアニア、ヨーロッパ、日本で商売をしている我々としてはとても魅力的だった」と塩沢社長は語る。一方で長年スポンサーを務めたハイネケンに代われた理由については、「知る由がありません」と答えた。

 自国開催となった2019年のワールドカップもきっかけの一つになった。塩沢社長は「日本でもラグビーブームが起きて、ここまで話題になるとは思わなかった。そしてビールをこれほど消費するということも実感した」という。
 大会会場で売ることはできなかったが、「我々もジャパンNO1ビールを掲げていた。飲食店やパブリックビューイングなどでは、『スーパードライ』がかなり消費されていて、競技場の近くのコンビニでは驚くほどの数字だった」。
 ワールドラグビーのビル・ボーモント会長も、今回の締結に関して「日本大会のレガシーとなっている」とメッセージを寄せていた。

 会見にはアサヒビールのCMにも出演したヤマハ発動機ジュビロの五郎丸歩が登壇。「2019年は自国開催だったので、23年は寂しくなるかなと思っていたが、日本企業がメインスポンサーとなれたことは心強い。日本代表はぜひ優勝してアサヒビールで盛り上がってほしい」と語った。
 なお、自身の引退後については「気持ちの整理をつけてあらためて記者会見をしたい」とも話した。

五郎丸は2023年のW杯には「愛」が必要と説いた。「まずは選手たちが日本代表を愛すること。そしてそれをファンの方々やアサヒビールのように支えていただきたい」(写真は主催者提供)
2人の手にはオフィシャルビールとなった『アサヒスーパードライ』(写真は主催者提供)
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