4月24日、トップリーグ プレーオフ2回戦の試合が江戸川区陸上競技場で行われ、クボタスピアーズが、46-12でヤマハ発動機ジュビロを破った。
ヤマハ発動機ジュビロの五郎丸歩は今季限りでの現役引退を発表しており、チームの敗退によって五郎丸自身の選手生活も終了となった。五郎丸は、この試合はメンバーに入らなかった。理由は、コンディションが不十分なためとされていたが、試合後のチーム会見で、実はケガを負っていたことが明らかにされた。
試合を終えたヤマハの大戸裕矢主将、堀川隆延監督は、異口同音に五郎丸のチームへの貢献ぶりを語った。
「きょうをもって現役を引退されるが、五郎丸さんのプレースタイルはずっと僕たちの中に残っていくと思う」(大戸主将)
「最後まで五郎丸らしく、チームのためにやってくれた」(堀川主将)
五郎丸は、最終節のパナソニック戦で肉離れを起こしていたが、プレーオフに向けたチームの練習には参加。試合前日もノンメンバーの選手たちと一緒に、ハードな練習をこなしたという。試合当日はスタンドからチームの戦いを見守っていた。
【動画】ヤマハ発動機ジュビロ 五郎丸歩選手 シーズン終了に伴うコメント
はじめに、会見にお越しいただいたメデイアの皆様、本当に、長い間おせわになりました。
三十……何年になるのでしょうか。長い間、ラグビーをやってきました。
きょう、一つの終わりを迎えることになりました。
悔しいという思いはあります。この悔しさはもう、グラウンドでは晴らせませんが、セカンドステージへの大きなモチベーションにしてがんばっていきたいなあと思っています。
きょうは、私の今の気持ちをお伝えするにとどめたいと思います。
後日、またしっかりとした形で、私の気持ちもしっかりと整理をした上で、記者会見を開きたいと思います。
ありがとうございました。