7月26日から開催予定の「東京五輪ラグビー競技(7人制)」。
アジア代表として出場権を得ている韓国男子7人制代表は、4月5日から国内で今年3度目の合宿に入った。練習・準備は五輪終了までメンバーを選びながら続くという。
今回、チームの頭脳が4月16日に合流した。前年度まで流経大でコーチを務めた南アフリカ出身のチャールズ・ロウ氏だ。新型コロナウイルス感染防止のための隔離期間を終了し、チームへ。大韓ラグビー協会とは15日に「ゼネラルマネジャー&パフォーマンスコーチ」として正式に契約した。
日本でチャーリーさんと親しまれたロウ氏。五輪代表チームのゼネラルマネジャーとなり、全体的な視野から五輪まで指導する。
韓国代表チームは2019年11月、韓国で開催された「アジア最終予選」で優勝し、五輪切符を勝ち取った。この時、チームセブンズの先端理論、スタイルをもたらしたのがロウ氏だった。手腕を期待し、在日の崔潤(チェ・ユン)新大韓協会会長のもとで韓国へ渡ることになった。流経大も韓国代表OBの池英基ヘッドコーチが在籍するなど韓国ラグビー界と強い関係を持つ。ロウ氏を快く送り出した。
元ホンダヒートSH、梁永勲(ヤン・ヨンフン)コーチによると、今回の合宿には、29名の選手を招集した。前回より11名増やして五輪チームへの切符を争わせるという。
「新しく呼んだ選手には朴ジス(元コカ・コーラレッドスパークス、徳山大)がいます」(梁コーチ)。朴は韓国内で所属先は無いが東京を目指す。
チームは7月中旬に大阪経由で東京に向かう予定だ。
また、崔会長が五輪競技すべての韓国選手団副団長に就任したことも明らかになった。
NTTドコモレッドハリケーンズのリクルーターを3月末で退任した呉英吉(オ・ヨンギル)元大阪朝鮮高監督は、大韓協会理事に就任済みだ。7人制、15人制の代表チームハイパフォーマンスディレクターとして五輪にもかかわる。育成・普及も担う。現在は4月中旬に韓国に到着しコロナ感染防止の為の隔離生活を送っている。4月下旬に隔離期間が解除される。