たけびしスタジアム京都で4月18日、「トップリーグ2021 プレーオフトーナメント」の1回戦がおこなわれ、日野レッドドルフィンズ(ホワイトカンファレンス7位)が清水建設ブルーシャークス(トップチャレンジリーグ4位)に48-20で逆転勝ちした。
後半6分までリードしていたのは清水建設だった。
チャレンジャーは試合開始早々にペナルティゴールで先制すると、10分にはトライを狙った相手選手を主将のWTB尾崎達洋とCTBディック・ウィルソンが懸命のタックルで外に押し出すファインプレー。これでチームはさらに活気づき、18分には、SOガース・エイプリルからのクロスキックを右外でキャッチしたWTB尾崎がタックラーを振り切ってインゴールに持ち込んだ。25分にも敵陣深くに入ると、モールからボールを動かし、左サイドで広いスペースを前にしていたWTB森谷直貴がトライゲッターとなった。
15点を追う展開となった日野は、リスタートのキックオフボールを獲得して攻め、切り込んだFB川井太貴からオフロードパスをもらったWTB竹澤正祥がインゴールへ駆け抜け、反撃開始。33分にも敵陣深くに入り、モールから持ち出したSHオーガスティン・プルがディフェンスをひきつけ、おとり役の隣の竹澤につなぎ、連続トライ。SOクリップス ヘイデンのコンバージョンも決まり、1点差に詰めた。
39分に清水建設に3つ目のトライを許し、再び点差を広げられた日野だが、14-20で迎えた43分(後半3分)、NO8ニリ・ラトゥがタテへの力強い走りでゲインしたあと、さらにSHプルも好走でディフェンスを切り裂きチャンスメイクし、SOクリップスに背中越しのパスを通してトライを獲得。そして47分、敵陣深くに入っていた日野は相手の落球でチャンスとなり、WTB竹澤のハットトリックで逆転した。竹澤は52分にもこの日4つ目のトライを決めるなど活躍。
リズムを取り戻した日野は、その後、2021年度の日本代表候補にも選ばれたLOリアキ・モリなども躍動して3トライを追加し、勇ましいチャレンジャーだった清水建設を突き放した。
日野は4月25日、東京・秩父宮ラグビー場でおこなわれる2回戦でトヨタ自動車ヴェルブリッツ(レッドカンファレンス2位)と対戦する。
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