三洋電機ワイルドナイツ(現パナソニック ワイルドナイツ)でWTBとして活躍、昨年12月に急逝したワテソニ・ナモア氏の思いが実った。
3月30日、群馬県邑楽町は内閣官房オリンピックパラリンピック事務局から、トンガ王国のホストタウン及び共生社会ホストタウンの追加決定を受けた。共生社会ホストタウンとは、パラリンピアンの受け入れを契機に、特色ある総合的なユニバーサルデザインの街づくりや心のバリアフリーへの取り組みなど、東京2020大会以降も、共生社会の実現を目指す自治体。
ナモア氏は三洋電機の現役時代から邑楽町に居住。引退後は出身国であるトンガと、邑楽町の交流に力を尽くしてきた。昨年2月には在日トンガ王国大使館を訪問、特命全権大使であるT・スカ・マンギシ氏に、町として交流の意思を表示。大使から良好な回答を得ていた。ナモア氏の逝去後は、同じく三洋電機で活躍したラトゥ志南利氏(トンガジャパンコミュニティ代表)を中心に協議を継続してきた。今後はトンガ王国のパラリンピック選手を邑楽町に招致し、両国の文化芸能披露、スポーツ及び食文化の交流事業を実施していく。