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日野がサヨナラPGで今季トップリーグ初勝利 NECは開幕から4連敗

2021.03.21

雨のなかの熱闘。日野のオーガスティン・プルを懸命に止めようとするNEC(撮影:高塩隆)


 日野レッドドルフィンズがジャパンラグビートップリーグ2021で初勝利を収めた。1週間前に雷の影響で実施できなかったNECグリーンロケッツとの試合を、3月21日に東京・秩父宮ラグビー場でおこない、10ー7で制した。
 日野はこれで1勝3敗(総勝点4)、NECは開幕から4連敗(総勝点1)となった。

 この日も雨風強い悪天候となった。
 難しいコンディションのなか、0ー0で折り返し、ようやくスコアボードが動いたのは48分(後半8分)だった。日野がモールでゴールに迫ったあと、すばやくボールを動かしてLOリアキ・モリが先制トライ。SOクリップス ヘイデンのコンバージョンも決まり、7ー0とした。

 対するNECは75分、ゴールに迫ってアドバンテージを得、SOアレックス・グッドが人数が余っていた左へボールを動かしたところ、日野のWTBチャンス・ペニーが手を出してボールをはたき落とし、これが故意の反則(インテンショナルノックオン)と判定され、ペナルティトライ、同点となった。

 イエローカードを出され残り時間を14人で戦うことになった日野だが、78分のLOディネスバラン・クリシュナンのラインアウトスチールから敵陣に入ってがまん強く攻め続け、フルタイムを知らせるホーンが鳴ったあと、22メートルライン、中央近くでペナルティを獲得。そして、入替で入ったばかりのFB田邊秀樹がショットを決め、日野が歓喜となった。

 なお、この試合でリーグ戦通算100試合出場を達成し、日野の背番号8をつけフル出場で奮闘したニリ・ラトゥがマン・オブ・ザ・マッチに選ばれている。


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