先週末、雷の影響で中止となったジャパンラグビートップリーグ第4節の東芝ブレイブルーパス×サントリーサンゴリアス戦は、仕切り直して3月20日に秩父宮ラグビー場でおこなわれ、サントリーが73ー5と圧倒した。
サントリーは開幕から4連勝。トライ量産でボーナスポイントも獲得し、総勝点20となってレッドカンファレンスの首位に戻った。東芝は1勝3敗(総勝点6)。
どちらも東京都府中市を拠点とし、過去5回のトップリーグ優勝を誇る名門チーム同士の“府中ダービー”だが、予想外の大差となった。
サントリーは、ニュージーランド代表でもあるSOボーデン・バレットの3連続ペナルティゴール成功でリズムをつかみ、その後も多彩な攻撃で主導権を握った。
17分には敵陣深くのモールでアドバンテージを得ると、CTB中村亮土がキックパスを放ち、ダイレクトキャッチしたWTB中野将伍がインゴールに持ち込んだ。
24分にはテンポのいい連続攻撃から、元オーストラリア代表副将のCTBサム・ケレビが抜け、トライ。
反則を犯した東芝の選手が10分間の退出を命じられた直後には、数的有利を活かして攻め込み、パワフルなNO8テビタ・タタフが日本代表主将のリーチ マイケルを弾き飛ばして追加点を挙げた。
36分には敵陣深くのスクラムでFWが奮闘して攻撃権を奪い返し、まもなくタタフが連続トライ。
さらに、バレットが確実にゴールキックで得点を重ね、38ー0と大きくリードして折り返した。
サントリーは後半開始早々にも、ボールを奪い返してからの連続攻撃でケレビが得点。その後、タタフがハットトリックを達成するなど4トライを追加し、ライバルを突き放した。
東芝は後半27分にラインアウトからのドライビングモールで1トライを奪い返したが、この日は反則やハンドリングエラーを多発し、ディフェンスなども精度が悪く、大敗を喫した。
なお、先週土曜日に同じく雷の影響で中止となったNECグリーンロケッツ×日野レッドドルフィンズ戦は、21日に秩父宮ラグビー場でおこなわれる。
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