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ワールドラグビーの新しいCEOにアラン・ギルピン氏が就任

2021.03.19

ラグビーワールドカップ2019日本大会の成功にも大きく貢献したアラン・ギルピン氏(Photo: Getty Images)


 ラグビーユニオンの国際統括団体であるワールドラグビーは3月18日、アラン・ギルピン氏を新しい最高経営責任者(CEO)に任命したと発表した。

 現在47歳のギルピン氏は、前任のブレット・ゴスパー氏が退任した1月からCEO代行として任務を果たしてきた。ラグビー界、そしてスポーツビジネス界で高い評価を受けている人物である。

 ワールドラグビーの事業運営について広く深いノウハウをもつギルピン氏は、2014年にワールドラグビーに入り、ラグビーワールドカップ一連の事業運営に携わったあと、2016年にワールドラグビーの統括責任者(COO)兼ラグビーワールドカップのマネジングディレクターに就任。以来2役をこなしてきた。

 ワールドラグビーのビル・ボーモント会長はギルピン氏のCEO就任について、「ワールドラグビーの将来、ラグビーが真の意味でグローバルなスポーツになるため、また、新興国での持続可能な成長に必要な活動に対するアランのビジョンにワクワクしています。我々がラグビーファミリーとしてともに直面しているチャレンジや機会など、ラグビービジネス一般における彼の深い知識、またリーダーシップとしての素晴らしい技量、ステークホルダーとの関係構築能力など、彼が傑出したリーダーであることを裏付けます。世界におけるラグビーにとって重要なワクワクする時期に入ったいま、彼を選んだことは正しい選択です」と期待する。

 ギルピン氏は、「ワールドラグビーの最高経営責任者に任命され、団体にとって実にエキサイティングなこの時期に団体を率いていくことができるのをこの上なく誇りに、また名誉に思います。新型コロナウイルスのパンデミックから世界が再び動き出し、多くの国々でラグビーがフィールドへの復帰を目指すなか、我々が直面する挑戦についても承知しています。ワールドラグビーの加盟協会やパートナーの皆さまと協力しつつ、世界中のラグビーファミリーを拡大させるという我々の使命を果たすとともに、すべてのレベルにおけるプレーヤーウェルフェアと損傷予防の向上を目指します。新たなオーディエンスをひきつけてつながること、競争力のある感動的な国際大会を運営していくことが今後も我々の戦略の中心である続けると同時に、加盟協会やリージョナルアソシエーションとともに参加者拡大に向けて投資を続けていきます」とコメントした。

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