「ラグビー芸人の人とのホッケーがすごく楽しかった」
「ラグビーは初めてやりました。ボールの形が面白かった」
子どもたちの笑顔はイベントの後も続いていた。
3月14日、東京都品川区「しながわ中央公園」にて、42名応募参加にて「ホッケー&ラグビー体験会」が行われた。
品川区オリンピック・パラリンピック準備課が主催。東京オリンピックのホッケー会場となる品川区では、競技の盛り上げとレガシーづくりに積極的に取り組んでいる。
ゲストにはホッケー元女子日本代表の松原尚子さん、藤尾香織さん、ラグビーから元7人生日本代表の鶴ヶ崎好昭さん、明大ラグビー部OBの笠原ゴーフォワードさん(お笑い芸人)が招かれ、ラグビーボール、ホッケーのスティックを初めて持つ子どもたちをサポートした。
集まったのは、小3から小6年の初心者の子どもたち40人あまりで、指導にはホッケーの東京メトロH&Aのコーチ陣、品川区ラグビー協会に所属する中学生選手たちも加わった。
主催の品川区職員・辻亜紀さんも、自らボールを持って走った(品川区 文化スポーツ振興部 オリンピック・パラリンピック準備課長)
「他競技でコラボする新しい試みで、『ホッケー×かけっこ』に次ぐケースでした。ラグビーもホッケーも多くの方は体験したことがないスポーツ。オリンピックに向けたホッケーまわりの区の取り組みが、子どもたちの楽しみや、環境づくりにつながればと思います」
今回の催しの特徴は異種競技のコラボレーションだ。
子どもたちが笑顔で「ボール」を追いかける体験ができたことがいちばん。プラスして、ホッケーとラグビー、他競技の指導者どうしも新しいつながりを持つことができた。コーチも互いの競技を初めて体験し、意外な難しさ、楽しさを味わった。品川区にはホッケーチーム(スクール形式を含む)が二つ、ラグビーは一つあるのみ。両競技のコーチたちは、今後さらにそれぞれの競技の輪を広げたいと願う同志でもある。
少子高齢が進む地域社会にあって他競技との連携は、お互いにとっての生き残りに繋がる活動のスタイルとなる。コーチたちは、今後は他の競技の仲間(マイナーどうし!)を、さらに広げていけないかと考えている。
◆ホッケーを楽しむ鶴ヶ崎氏、笠原ゴーフォワード氏など、動画はこちら(外部サイト)