オールブラックスのTJ・ペレナラが半端ない!
3月6日におこなわれたトップリーグ第3節。開幕2連勝と波に乗るNTTドコモレッドハリケーンズは、花園ラグビー場でリコーブラックラムズと対戦。22-17でチーム初の開幕3連勝を飾った。
NTTドコモは、後半1分にWTBマカゾレ・マピンピのトライで12-5と引き離すものの、その後はなかなか相手陣内に攻め込めない時間が続いた。
だが、苦しい状況を打ち破ったのがTJ・ペレナラだった。後半14分にリコーの反則でペナルティキックを得ると、瞬時の判断でクイックタップし、自陣から左足で敵陣深くにロングキック。一気にゴール前まで攻め入った。その後、スクラムから攻撃を重ねて、HOフランコ・マレーのトライにつなげた。
後半36分にリコーに17-17と追い上げられるが、またしても、魅せたのはペレナラだった。試合終了間際、自陣22メートルライン付近のラックから左のショートサイドで数的優位な状況を見逃さなかった。味方2人を飛ばして大外のマピンピへ。内側にフォローしたFBトム・マーシャルがパスを受けると、縦に突き進んできたペレナラが再びボールを受け力走、左コーナーへ飛び込んだ。
この日が初出場だった南アフリカ代表のマピンピは、「TJ・ペレナラとコミュニケーションが発揮できて、トライにつながった」と興奮気味に話した。
ペレナラは、開幕から3試合連続で先発。第1節(キヤノンイーグルス戦)で1トライ、2節(NECグリーンロケッツ戦)で2トライ、3節で1トライと、NTTドコモの3連勝に大きく貢献。
トライ以外にも、見せ場は多い。
リコー戦の前半36分には、自陣ゴール前で、201センチ、119キロの相手LOデーモン・レエスアスに絡みつき、グラウンディングをブロック。トライを許さなかった。
アタックだけではなく、ディフェンスでも随所に光るプレーを見せている。
相手にとってはわかっていても止められない。まさに一瞬たりとも目が離せない驚きのプレーの連続。次はどんなプレーをしてくれるのか。
今週末3月14日(日)に大阪・ヤンマーフィールド長居で開催されるNTTドコモレッドハリケーンズ対パナソニック ワイルドナイツの試合の一般販売分のチケットは、発売開始から、わずか10分で完売。
オールブラックス(ニュージーランド代表)で69キャップのワールドクラスの活躍が、NTTドコモレッドハリケーンズ、そして、トップリーグを盛り上げている。
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