貫かれているスピリットがある。
ラグビーの普及と発展。日本ラグビー界への貢献。
それらを常に自分たちのミッションとして掲げる歴史は、もうすぐ100年になろうとしている。
京都大学ラグビー部は2022年に創部100周年を迎える。同部の「100周年特設サイト」では、ノーベル賞受賞者の山中伸弥・京都大学教授(iPS細胞研究所所長)からのメッセージ動画を掲載。コロナ禍で新人勧誘に苦戦している全国の高校、大学のラグビー部に自由に活用してもらい、新入生勧誘などに活用してほしいと願う。
山中教授は神戸大医学部でラグビー部に所属し、元日本代表主将、監督を務めた故平尾誠二さんとの交友でも知られている。
「研究者として頑張れたのも、ノーベル賞をいただくことができたのも、大学でラグビーから学んだことが生かされています」
「迷っているならぜひ、ラグビーをしてほしい」
「ラグビーをしたことは、一生続く財産だと思います」
メッセージ動画には、山中教授のラグビー愛があふれる。
京大ラグビー部100周年特設サイトには、このメッセージ動画に加えて、山中教授ご自身のラグビー経験などを盛り込んだロングインタビューも掲載されている。
京大ラグビー部は、1910年に慶大に次いで日本で2番目にラグビーを始めた旧制第三高等学校の流れを引き継いでいる。戦前に3度全国制覇し、戦後は大学選手権に5回出場。現在は関西BリーグからAリーグへの復帰を目指す
100周年特設サイトは昨年11月に開設された。歴代監督や主将の対談をはじめ、各界で活躍するOB、ラグビーとゆかりの深い著名人のインタビューなどが掲載されている。