ラグビーリパブリック

姫野が挑戦するスーパーラグビーNZ大会開幕 前王者クルセイダーズが好発進

2021.02.26

激しくぶつかるクルセイダーズのスコット・バレットとハイランダーズのディフェンス(Photo: Getty Images)


 日本代表の姫野和樹も挑戦することで注目されるニュージーランドの「スーパーラグビー アオテアロア」が、2月26日にダニーデンのフォーサイス・バー・スタジアムで開幕し、国際大会としておこなわれてきたスーパーラグビーから数えて5年連続の優勝を目指すクルセイダーズがハイランダーズに26-13で勝った。

 ハイランダーズの一員となった姫野は、2月7日にニュージーランドに入国後、新型コロナウイルス感染症対策としての隔離期間を経て21日にチームに合流したばかりで、開幕戦には出場しなかった。

ハイランダーズに合流した姫野和樹

 試合は前半13分に、クルセイダーズのHOコーディー・テイラーが敵陣10メートルラインから突破してゴールへ走り切り、今季最初のトライ・得点を記録。

 エキサイティングな攻防で両チームとも得点を重ね、後半の序盤に1点差に詰められたクルセイダーズだったが、48分(後半8分)、ゴール前右でボールをもらったWTBセヴ・リースがタックルを受けながらもインゴール隅に押さえ、19-13と点差を広げた。

 その後、ハイランダーズに攻め込まれながらも粘り強いディフェンスで耐えたクルセイダーズは、73分にラインアウトからのドライビングモールでトライを挙げ、勝利を引き寄せた。

 姫野がポジションを争うハイランダーズのバックローには、ニュージーランド代表キャップ保持者のシャノン・フリゼルやリアム・スクワイア、若手有望株のマリノ・ミカエレトゥウ、マオリ・オールブラックス経験者のビリー・ハーモンらがいて競争は激しいが、2019年ワールドカップで活躍した姫野に対する期待は大きい。

 今季初勝利を目指すハイランダーズは次週(3月5日)、ハミルトンでチーフスと戦うことになっており、第3節(3月14日)はオークランドでのブルーズ戦が予定されている。

ハイランダーズに合流した姫野和樹(Photo: Getty Images)
Exit mobile version