ラグビーリパブリック

「練習やり直し」も経験し鍛えてきた。常翔学園、近畿を制す。決勝は34-17大阪桐蔭。5位決定戦は京都成章が関西学院に大勝

2021.02.24

常翔学園が後半に突き放し、近畿王者に(撮影:平本芳臣)

 2月23日に岐阜県内で開催された近畿高校大会の最終日、決勝では常翔学園が大阪桐蔭を倒し優勝を決めた。

▼決勝
常翔学園 34-17 大阪桐蔭

◆決勝後、常翔学園の喜びの集合写真

▼近畿5位決定戦
京都成章 50-10 関西学院

 ともに戦力充実。体格、パワーに秀でたチームだ。準決勝ではそれぞれ天理、東海大仰星(棄権により大阪桐蔭が不戦勝)との組み合わせを突破してきた両校の対戦は、常翔先行で進んだ。開始2分の先制トライの後、前半はトライを1本ずつで常翔14-7大阪桐蔭。後半も4分の常翔CTBファイアラガ義信ダビデ①のトライで19-7とするなど、常翔が常にリードする展開で進んだ。

 昨年はチーム力を出しきれず、16強入りまでで流経大柏に敗れた常翔学園は、1月から厳しい練習を乗り越えて近畿大会に臨んだ。野上友一監督は選手たちにあらためて、練習から力を出し切ろうと話し、時には、練習を途中で打ち切って始めからやり直すこともあったという。

 試練を乗り越えて春の近畿1位をつかみ取った紺と赤のアスリートたち。次のターゲットは、3月24日開幕(熊谷ラグビー場)で準備が進む全国選抜大会だ。

 5位決定戦では、前年全国準優勝の京都成章が、後半6トライで大勝した。

5位決定戦で敗れた関西学院(紺とエンジ)も好チーム、先発中10人が1年生だった(撮影:平本芳臣)
近畿大会を1位で突破した常翔学園。全国選抜へ(撮影:平本芳臣)

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