東大阪市花園ラグビー場で2月21日、ジャパンラグビートップリーグ2021の第1節、日野レッドドルフィンズ×ヤマハ発動機ジュビロ戦がおこなわれ、ヤマハが52-17で白星発進となった。
互いに譲らぬ攻防で、均衡が破れたのは前半26分だった。
日野にイエローカードが出て数的有利となったヤマハが敵陣深くで攻め続け、SH矢富勇毅からパスをもらった弟のWTB矢富洋則がコーナーにフィニッシュし、先制した。
しぶといディフェンスを続けた日野に対し、ヤマハは34分、外にいたHO江口晃平が好走でチャンスメイクし、LOフレッド・ヒュートレルにつないでトライが生まれた。
14点ビハインドで折り返した日野は後半早々、相手のミスにより敵陣深くでボールを手にし、つないで攻め、SHオーガスティン・プルが長いパスを右外に放り、それをキャッチしたCTB片岡将が2人のタックラーをかわしてフィニッシュし、5点を奪い返した。
しかしヤマハは51分(後半11分)、ラインアウトからのサインプレーが決まってHO江口がランでゴール前までゲインし、サポートしたLOヒュートレルがトライ。54分には自陣深くからのカウンターでFBサム・グリーンが長い距離を独走し、点差を広げた。ヤマハは59分にもスピーディーなアタックで敵陣22メートルラインに迫り、SO清原祥がディフェンス裏にキックで転がし、WTBマロ・ツイタマが確保してトライゲッターとなった。63分にはNO8ヘル ウヴェの中央突破からチャンスとなり、ツイタマが連続トライ。
大差をつけられた日野は、キャプテンのSHプルが67分にパワーで3人のタックラーを破ってインゴールに押さえ、72分にもチームアタックをフィニッシュして勝利への執念を見せたが、ヤマハが終盤に2トライを追加し、日野を突き放した。