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トップリーグ2021の開幕戦、ファーストゲームはNTTコムが41―13でホンダに快勝!

2021.02.20

攻守に渡って活躍したNTTコムFLリアム・ギル(撮影:大泉謙也)

 トップリーグ2021の開幕だ。

 ここは東京都江東区、夢の島競技場。

 トップリーグ開幕一番乗りを知らせるホイッスルが、13時ちょうどに吹かれた。

 NTTコミュニケーションズシャイニングアークスはHonda HEATと対戦。前半こそシーソーゲームを演じたが、後半一気に突き放して41―13で開幕カード白星を飾った。

 先制点はNTTコム。12月にハリケーンズから加入した(チーム合流は1月)ばかりのSOフレッチャー・スミスが、相手のタックルを交わしてWTB石井魁にパスを放ると、再びボールを受け取り、そのままトライ。トップリーグ2021最初のトライを開始6分に決めた。

 幸先いいスタートを切ったが、風下にいたNTTコムはラインアウトで苦しんだ。その間にホンダがペナルティゴールを決めると、18分には相手のミスを突いて、最後はCTB藤﨑眞樹が突破。トライを決めて逆転に成功した。さらに1PGを加え13-7とした。

 だがホンダはキックオフの処理ミスですぐさま詰め寄られ、さらにSOスミスのプレーに翻弄された。自ら切り込むステップにオフロードパスが通れば、裏へのパントも有効に使うなど的を絞らせない。36分にNTTコムは再びリードを奪った。ゴール前での肉弾戦の末、最後はSHグレイグ・レイドローが押し込んだ(19―13)。

 シーソーゲームの展開だった前半とは一転、後半は終始NTTコムペースで試合が進んだ。風下に置かれたホンダはキックを使えず、自陣からでも得意の展開ラグビーに持っていこうとするが、NTTコムの強力FWを前に、なかなか杭を打つことができなかった。途中、NTTコムのLOジミー・トゥポウがリフティングタックルでシンビンになるも、その時間を活かせず。結果的にミスで相手にボールを渡し、簡単に連続トライを奪われて勝負あった。

 終わってみれば41―13の圧勝。NTTコムの共同主将、金正奎は「まずは勝ててうれしい。勝って課題を反省できる。(例年、)トップリーグの初戦はいつも苦しい展開だったので、いつもとは違うシャイニングアークスを見せられている」と喜んだ。

 勝ったNTTコムは次節、ユアスタ(宮城)でトヨタ自動車と対戦。敗れたホンダは鈴鹿のホームでサントリーを迎え撃つ(いずれも2月28日開催)。

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