オーストラリアで2021年のラグビーシーズンが始まった。国内の5チームで競う「スーパーラグビー AU」が2月19日に開幕。
連覇を狙うブランビーズはパースのHBFパークでウェスタン・フォースと対戦し、27-11で白星発進となった。
ブランビーズは、昨年オーストラリア代表デビューを果たした21歳のSOノア・ロレシオなどが躍動し、計3トライを獲得。堅守も勝因となった。
一方、昨年大会は8戦全敗に終わり、アイルランド代表95キャップ(ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズとして3キャップ)のFBロブ・カーニーや、アルゼンチン代表のSHトマス・クベッリ、FLトマス・レサーナ、元オーストラリア代表のCTBテヴィタ・クリンドラニ、PRトム・ロバートソンなどを新たに獲得してチーム力向上を図ったフォースは、地元ファンの前で番狂わせを起こすことはできなかった。
ブリスベンのサンコープスタジアムでおこなわれたオープニングゲームでは、ホームチームのレッズがワラターズを41-7と圧倒した。
レッズは、2023年のワールドカップへ向け成長が期待される若手のひとり、WTBフィリポ・ダウングヌが2トライを挙げる活躍。
ワラターズは、前半37分に危険なタックルをしたCTBアイザイア・ペリシが一発退場となり、残り時間を14人で戦わなければならず、厳しい試合となった。
なお、ハイランダーズに新加入した日本代表NO8/FLの姫野和樹が挑戦するニュージーランドの「スーパーラグビー アオテアロア」は、来週、2月26日に開幕する。