ジャパンラグビートップリーグは、昨シーズンに複数のチームから薬物によるコンプライアンス違反が出たことを重く受け止め、新たなシーズンは全ての選手の潔白を証明した上で2021年大会を開催すべく、開幕までに選手を対象とした違法薬物検査を実施したと発表した。
昨年も実施していたが、前回未受検の選手を対象に2020年12月14~18日に一斉検査をおこない、追加検査(新加入選手のチーム合流タイミング、新型コロナウイルス感染症影響等に伴う未受検者対応)は2020年12月28、29日、2021年1月3、5、8、13日、2月12日に実施。新規加入選手も対象となって抜き打ちでの違法薬物検査(唾液検査)がおこなわれ、トップリーグ2021に出場可能な全ての選手が受検を完了した。
検査対象者数は192名で、受検率100%。結果は、192名全員が陰性だった。
トップリーグの太田治チェアマンは「トップリーグ2021大会を開催するにあたり、信頼回復と登録選手の潔白を証明すべく、今年度の未受検の選手を対象に違法薬物検査を実施し、トップリーグ2021大会に出場する全ての選手が陰性であったことをご報告いたします。国内最高峰の名にふさわしいリーグとなるため、今後も抜き打ち検査、定期的なコンプライアンス教育を継続してまいります」とコメントした。