ラグビーリパブリック

接戦勝利にうれしすぎてレフリーを持ち上げたラグビー選手、5週間の出場停止。

2021.01.22

チョサイア・ライスンゲ。問題行動の動画はSNSで拡散され、いまは反省している(Photo: Getty Images)


 喜びのあまりにとった行動が痛いペナルティになってしまった。
 ラグビーのフランスリーグを運営するLNR(Ligue Nationale de Rugby)は1月20日、プロD2(2部リーグ)の試合で勝利後にレフリーの体を持ち上げたヌヴェールのチョサイア・ライスンゲに対し、5週間の出場停止処分を科したと発表した。

 元7人制フィジー代表の26歳で、身長193センチ、体重113キロの大型WTBであるライスンゲは、1月8日におこなわれたベジエ戦にフル出場し、30-25と競った試合でチームは最後のピンチをしのぎ、試合終了の笛が鳴った直後、興奮のあまり目の前にいたロラン・ミロット レフリーを抱え上げ、レッドカードを提示されていた。

 ミディオリンピック(フランスのラグビー専門紙)によれば、ライスンゲは「試合終了時、最初に目に入ったのがレフリーで、彼を持ち上げてしまった」と行動を振り返り、「いけないことだったかもしれないが、彼を傷つけるつもりはなかった。ただうれしかったんだ」と弁明している。

 しかし、LNRの規律委員会は、「審判員に対する振る舞い」と「審判員の権限を軽視した」として、出場停止の処分を決定。

 ヌヴェールのグザヴィエ・ペメジャ ヘッドコーチは試合後にライスンゲと話したと明かし、「彼の頭のなかは子どもだ。彼は自分がした愚かさを理解しなければならない。笑いごとではない」とコメントしている。

Exit mobile version