ラグビーリパブリック

トップリーグ2021 開幕へ!「連覇」にらむ神戸。TOP16それぞれの「タイトル」(4)

2021.01.20

昨季は開催6試合全勝の神戸製鋼。共同主将の日和佐篤(撮影:太田裕史)

◎神戸製鋼コベルコスティーラーズ

日和佐 篤[SH]

【揺るがぬ理由】

 今季、LOトム・フランクリンとともに共同主将に選ばれた。2018年度のトップリーグはダン・カーターらとコンビを組み、圧倒的な強さを示して優勝した。「連覇」を期待されるシーズンに今季はなるが、その文字に踊らされることはない。アタッキングラグビーの中枢を担う日和佐には、気持ちが揺るがない理由がある。

◎パナソニック ワイルドナイツ

ジョージ・クルーズ[LO]

【騎士から武士へ】

撮影:野本浩一郎

  イングランド代表キャップ45を数えるリアルLOがパナソニックに来た。名門サラセンズでプレーを続けていたが、30歳の節目で日本行きを決断。2年前からサプリメントの会社を立ち上げるビジネスマンでもある。パナソニック加入はセカンドキャリアを考えての選択だった。アスリートととしての、1つの生き方を教えてくれる。

◎NECグリーンロケッツ

アレックス・グッド[SO]

【愛を注ぐ】

撮影:松本かおり

 プレミアシップ5度のリーグ優勝、欧州クラブ王者にも3度輝く栄誉に浴してきた。イングランド代表キャップは21。しかし「それ以上にうまくいかないこともたくさんあった」と明かす。愛するクラブ、サラセンズからは離れず、悔しさや不甲斐なさをパワーに変えてクラブのプレーに注ぎ込んできた。我孫子の地でもその生き方を貫く。世界一流の司令塔のプレーは必見だ。

◎日野レッドドルフィンズ

染山茂範[SO]

【乗り越えて】

撮影:大泉謙也

 チームとしてのあり方を厳しく問われる事件もあった。それ以降は、選手どうしがしっかり話す機会も増えた。そしてシーズンに向かう長い準備期間は、自身についても重要な期間となった。クリップス、デブラシーニと同じポジションに優秀な司令塔が並ぶ中、自分の役割は? 30歳を迎え染山茂範は、それに答える自分の言葉を持っている。

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