今回で最後となるトップリーグは、開幕を2月延期し、フォーマットを変更して争われることになった。もちろん次シーズンから始まる新リーグに向かう重要なコンペティションに変わりはない。シーズンにわたって活躍が期待される選手たちをピックアップ。ラグビーマガジン紹介時に付されたタイトルから、それぞれのキャラクターを紐解いていく。(4回連載・第3回)
◎サントリーサンゴリアス
中村亮土[CTB]
【獲りにゆく。】
「この競争に勝ったら世界選抜!」。さまざまな局面でチャレンジに燃える新主将は、まず、CTBのポジション争いに専心している。ライバルは豪州代表サム・ケレビ、日本代表入りを期待される梶村祐介ら多士済々だ。二十代後半にプロ選手に転向した思いなども携えて、節目のトップリーグで3年ぶりの優勝を目指す。
◎NTTコミュニケーションズシャイニングアークス
シェーン・ゲイツ[CTB]
【It’s NOT over.】
2019年のW杯日本大会で、中村亮土やラファエレ ティモシーらとともに、桜のジャージーを着ていたかもしれない。大会の半年前、サンウルブズでの試合中で右下腿骨折の大けがを負った。それでも約2年の歳月を経て復帰。そこには厳しいリハビリ生活を耐えられた、シェーンの強い思いがあった。
◎Honda HEAT
鶴川達彦[PR]
【最前線での貢献】
ホンダに加入してもうすぐ3年になる。早大3年時にPRへコンバート。もともとはCTBだった。当時のチーム状況を考え、PR転向を承諾。PR歴わずか5年のチームマンが昨季トップリーグ出場で得た課題とは。ホンダの勝利のため、”最前線で貢献できること”にフォーカスする。
◎サニックスブルース
小野晃征[SO]
【Family】
8年ぶりに古巣サニックスに戻り、宗像に住む2015日本代表。2011年限りでサントリーに移籍する時、当時の藤井雄一郎監督がくれた言葉を忘れない。「日本一のジャージーをつかみにいくのなら、行ってこい」。その温かさを忘れたことはないという。NZから来日した自分を受け入れ、送り出し、また迎えてくれたクラブの仲間はファミリーだ。第二子も生まれますます活力増す「コス」(ニックネーム)が引っ張るブルースは逃せない。
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