ラグビーリパブリック

トップリーグ2021 開幕! リーチも腕ぶす。TOP16それぞれの「タイトル」(2)

2021.01.15

リーチ マイケルは東芝で「最後のトップリーグを獲りにいく」(撮影:髙塩 隆)

 最後のトップリーグは、開幕を延期、フォーマットを変更して争われることになった。それでも次シーズンから始まる新リーグに向かう重要なコンペティションに変わりはない。シーズンにわたって活躍が期待される選手たちをピックアップした。ラグビーマガジン紹介時に付されたタイトルから、それぞれのキャラクターを紐解いていく。(4回連載・第2回)

◆父は元・伏見工、神戸製鋼の晃仁さん。トヨタの若きウインガー髙橋汰地

◎クボタスピアーズ

岸岡智樹[SO]

【QEDへの、いろどり】

撮影:高原由佳

 数学では、証明の終わりに「QED」という略語が用いられる。早大で大学日本一をかなえた司令塔が今年は、クボタに加入し出場機会をうかがっている。大学時代に彼が学んだ数学になぞらえ、スピアーズのラグビーのQEDに至るアイデアに注目したい。

◎東芝ブレイブルーパス

リーチ マイケル[FL]

【MISSION IMPOSSIBLE】

 日本代表へは「実力を認めてもらって、選ばれたい」と選手として貪欲さを見せるリーチ。本人が加入してまだ経験していないトップリーグ 優勝への意欲に加えて、プライベートのビジネスで目指すプロジェクトについても熱い思いを語る。困難な状況から輝く未来を作る、リーダーのビジョン。

◎三菱重工相模原ダイナボアーズ

土佐誠[NO8]&トーマス優デーリックデニイ[FL]

【相棒】

撮影:長岡洋幸

 トップリーグで多くの経験を積んできた土佐誠とトーマス。今季は2人の主将体制で挑む。昨季は5節NEC戦でトップリーグ初勝利を挙げるなど、さらなる飛躍が期待されるシーズン。外国人選手や若い選手も多いチームにおいて、経験豊富な2人の存在は頼もしい。

◎トヨタ自動車ヴェルブリッツ

高橋汰地[WTB]

【Stronger & Faster】

 来るトップリーグでは、2年目の選手も新人賞の対象になる。前シーズンに活躍が光った新人の1人がこの選手。一つ上のレベルで自分の能力を開発するアスリートは、松島幸太朗(クレルモン)の映像も参考にしているとか。その速さに、強さを加えようと奮闘している。

父・晃仁さんは伏見工(現・京都工学院)から神戸製鋼に進んだラグビーマン。尊敬する父の存在があるからこそ「自分は、自分の道を」とトヨタを選んだ(撮影:早浪章弘)

===================
◎­25チーム1208人の全選手データがポケットサイズに!
『ラグビートップリーグ カラー名鑑2021【ポケット判】』
◎2大付録つきだ!
『ラグビーマガジン2021年2月号』
===================

Exit mobile version