最後のトップリーグは、開幕を延期、フォーマットを変更して争われることになった。それでも次シーズンから始まる新リーグに向かう重要なコンペティションに変わりはない。シーズンにわたって活躍が期待される選手たちをピックアップした。ラグビーマガジン紹介時に付されたタイトルから、それぞれのキャラクターを紐解いていく。(4回連載・第2回)
◆父は元・伏見工、神戸製鋼の晃仁さん。トヨタの若きウインガー髙橋汰地
◎クボタスピアーズ
岸岡智樹[SO]
【QEDへの、いろどり】
数学では、証明の終わりに「QED」という略語が用いられる。早大で大学日本一をかなえた司令塔が今年は、クボタに加入し出場機会をうかがっている。大学時代に彼が学んだ数学になぞらえ、スピアーズのラグビーのQEDに至るアイデアに注目したい。
◎東芝ブレイブルーパス
リーチ マイケル[FL]
【MISSION IMPOSSIBLE】
日本代表へは「実力を認めてもらって、選ばれたい」と選手として貪欲さを見せるリーチ。本人が加入してまだ経験していないトップリーグ 優勝への意欲に加えて、プライベートのビジネスで目指すプロジェクトについても熱い思いを語る。困難な状況から輝く未来を作る、リーダーのビジョン。
◎三菱重工相模原ダイナボアーズ
土佐誠[NO8]&トーマス優デーリックデニイ[FL]
【相棒】
トップリーグで多くの経験を積んできた土佐誠とトーマス。今季は2人の主将体制で挑む。昨季は5節NEC戦でトップリーグ初勝利を挙げるなど、さらなる飛躍が期待されるシーズン。外国人選手や若い選手も多いチームにおいて、経験豊富な2人の存在は頼もしい。
◎トヨタ自動車ヴェルブリッツ
高橋汰地[WTB]
【Stronger & Faster】
来るトップリーグでは、2年目の選手も新人賞の対象になる。前シーズンに活躍が光った新人の1人がこの選手。一つ上のレベルで自分の能力を開発するアスリートは、松島幸太朗(クレルモン)の映像も参考にしているとか。その速さに、強さを加えようと奮闘している。
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