今週末に開幕するジャパンラグビートップリーグ2021だが、1月16日に愛知・豊田スタジアムで予定されていた「トヨタ自動車ヴェルブリッツ vs サントリーサンゴリアス」と、17日に東京・駒沢オリンピック公園陸上競技場で予定されていた「リコーブラックラムズ vs キヤノンイーグルス」の2試合は、開催中止となった。12日に日本ラグビー協会が公式発表。
本日までにトヨタ自動車ヴェルブリッツにて13名、サントリーサンゴリアスにて7名、キヤノンイーグルスにて24名の新型コロナウイルス感染症陽性者が確認され、各チームにおいて試合開催に必要な体制が整わないことから、トップリーグの太田治チェアマンが関係者と協議の上、2試合の開催中止を決定した。
開催中止となった試合は代替試合を設けず、「ジャパンラグビー トップリーグ規約」第39条および第57条に基づき、両チームに勝ち点2ずつを加算する。
太田チェアマンは、「この度は、試合を楽しみにしていたファンの皆さまに深くお詫び申し上げます。また、トップリーグの複数のチームにおいて集団感染が発生したことに対し、試合運営関係者の皆さまをはじめ、多くの皆さまにご心配をおかけしておりますことを、重ねてお詫び申し上げます」とコメントを発表。
トップリーグでは新型コロナウイルス感染症対応ガイドラインを制定し、チームと共に準備、対策をしてきたと言う太田チェアマンだが、「このウイルスはいつどこで感染するかわからない脅威を感じております。幸いにも重症化してる選手はおりませんが、1日も早い回復を祈っております。今回複数のチームから多くの陽性判定者が出たことを真摯に受け止め、感染拡大を止めるべく、各チームと状況共有やガイドラインの見直し、各チーム内での予防及び行動管理の再徹底を図り、全ての方の安全を最優先に考え、トップリーグ2021の大会成立に向けて取り組んで参ります」と改めて強調した。
チケットの払い戻しについては詳細が決まり次第、案内するとのこと。