第51回全国高等専門学校ラグビー大会(通称=高専大会)は1月10日、兵庫県神戸市のユニバー記念競技場で決勝戦をおこない、奈良高専(近畿代表)が宇部高専(中国・四国第2代表)を43-0(前半24-0)で破り、3大会連続4回目の優勝を果たした。
奈良高専の3連覇は4校目。北九州高専、仙台高専(宮城高専)、神戸高専に続く快挙になった。
奈良高専は総合力で宇部高専を圧倒した。前半7分、ラインアウトを起点に、共同主将のFL板垣壮流(たける)がインゴールを陥れる。その後もコンスタントに5点を重ね、チームトライは7つを記録した。
森弘暢監督は満面の笑み。
「すごくうれしいです。選手たちはよくやってくれました」
宇部高専は32年ぶり2回目、初の単独となる優勝を逃した。
「相手のディフェンスがよかったですね」
和田徹監督はサバサバした表情で奈良高専を讃えていた。