第51回全国高等専門大会(通称:高専大会)は1月9日、兵庫県神戸市のユニバー記念競技場で準決勝2試合があり、3連覇を狙う奈良(近畿代表)が神戸(開催県代表)を33—7(前半7−7)、宇部(中四国第2代表)が津山(中四国第1代表)を27−19(前半14−12)で破り、10日の決勝戦に進んだ。
奈良は前半、神戸の前に出るタックルに苦しんだが、後半、スクラム、モールなどFWプレーを軸に得点を重ねた。森弘暢監督は3連覇王手に、「うれしい。ディフェンスがよく頑張ってくれた」と振り返った。
2試合目は宇部が疲れの見えた津山を後半にうっちゃる。28分から連続トライを挙げ、ロスタイムに入った36分にはSO大中龍雲がDGでダメを押した。和田徹監督は「ミスが多かったけど、勝ててよかった」と笑顔。
決勝進出は、奈良は3大会連続10回目、宇部は32大会ぶり4回目。決勝戦は原則無観客で、同競技場において正午にキックオフされる。