1年前に花園で決勝を戦った桐蔭学園(神奈川)と御所実業(奈良)が、第100回全国高校ラグビー大会では1月3日の準々決勝で激突し、連覇を狙う桐蔭学園が50-7と圧倒した。
御所実の選手たちは、今年度で定年を迎える竹田寛行監督と一緒に悲願の初優勝を目指し、胴上げしようと誓い合って奮闘したが、ベスト8で敗退となった。
桐蔭学園は前半8分、キャプテンのNO8佐藤健次のビッグゲインからチャンスを広げ、ゴールに迫ると、LO小椋健介が力強いレッグドライブでインゴールに突っ込み先制した。
12分にはラインアウトからモールで押し込み追加点。
24分にも敵陣深くに入り、御所実がモールディフェンスでタッチライン外に押し出そうとしたが、桐蔭学園はインサイドで踏ん張り、ボールを手にしたHO中山大暉が柔らかい身のこなしから密集を抜けてゴールに持ち込んだ。
26分にはNO8佐藤がキックレシーブからのカウンターでまたも大きくゲインし、FB矢崎由高につないで4連続トライとなった。
26点差をつけられた御所実はハーフタイム前、自陣からテンポよく攻めてゴールに迫り、LO平井半次郎がトライを獲得。コンバージョンも決まり19点差にして折り返した。
しかし、桐蔭学園は26-7で迎えた後半4分、ブレイクダウンでターンオーバーし、HO中山が密集を抜け、FB矢崎につないで貴重な追加点を獲得。
堅守でもリズムをよくした桐蔭学園の勢いは止まらず、18分には敵陣22メートルライン内でPKを得ると、SH伊藤光希がクイックタップから仕掛けてゴールに持ち込んだ。
桐蔭学園はその後、2トライを追加し、大勝となった。
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