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大阪朝鮮、魂のディフェンス! 流経大柏との激闘制し10季ぶりのベスト4

2021.01.03

先制トライを挙げた大阪朝鮮のキャプテン、NO8金勇哲(撮影:早浪章弘)


 東大阪市花園ラグビー場で開催されている第100回全国高校ラグビー大会は1月3日、ベスト8による準々決勝がおこなわれ、第1試合では大阪朝鮮(大阪第2)が流経大柏(千葉)との激闘を14-10で制した。
 大阪朝鮮のベスト4入りは10季ぶり3度目。

 大阪朝鮮は前半最初の15分間は自陣でプレーする時間が多かったが、ディフェンスで辛抱した。

 そして前半17分、敵陣深くに入ると、スクラムから、主将のNO8金勇哲がサイドアタックで力強く突進し先制トライを挙げた。コンバージョンも決まって7-0とした。

 一方の流経大柏は前半、ブレイクダウンで5回もターンオーバーしたがチャンスを広げることができず、無得点で折り返した。

 後半、先に得点したのは流経大柏で、5分、ラインアウトからモールで押し込み5点を獲得。

 しかし大阪朝鮮はリスタート後まもなく、エースのFB金昂平がハーフウェイからのカウンターで抜け、鋭いステップとスピードでタックラーを寄せ付けず、ゴールに持ち込み点差を広げた。

 だが、次のリスタートでキックオフボールを大阪朝鮮の選手が落球し、攻めに転じた流経大柏は一気に敵陣深くに入り、LO中川功己が力勝負でゴールラインに押さえ、トライが認められた。
 14-10。大阪朝鮮のリードは4点となる。

 そして、試合終了間際、ゴールに迫った流経大柏のFWが近場を突いてピック&ゴーを繰り返したが、大阪朝鮮は懸命に耐えた。

 直後のスクラムでもターンオーバーし、大阪朝鮮の選手たちは吠えた。

 それでもまだ時間は残っていて、再度、敵陣深くに入った流経大柏が猛攻を繰り返し、逆転トライを目指したが、大阪朝鮮が死力を尽くして守り切り、激闘はノーサイドとなった。


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