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パナソニック ワイルドナイツがクイーンズランド レッズと業務提携

2020.12.21

ワイルドナイツ。左からディラン・ライリー、野口竜司、竹山晃暉(Photo: Getty Images)


 パナソニック ワイルドナイツは12月21日、クラブ運営・事業運営・選手およびスタッフの強化育成を目的として、オーストラリアの伝統ある強豪クラブ、クイーンズランド レッズと業務提携契約を締結したと発表した。

 パナソニック ワイルドナイツは2021年8月より、拠点を現在の群馬県太田市から埼玉県熊谷市に移す。埼玉県とレッズの本拠地であるクイーンズランド州は姉妹提携を結んでおり、連携して4者間の関係構築をおこなう。

 パナソニック ワイルドナイツの飯島均ゼネラルマネージャーは、「この提携は、お互いのクラブの発展だけでなく、本拠地の地域振興も一緒におこなうことを意図しています。これまでにない新たな取り組みを進めるために、埼玉県またクイーンズランド州とも積極的に連携して、ラグビーによる社会・地域貢献をおこないたいと考えます」とコメント。

 2021年12月には、熊谷ラグビー場にレッズを迎えての国際親善試合も予定しているという。

 かつてオーストラリア代表を指揮したことがあるワイルドナイツのロビー・ディーンズ監督は、「今回の提携は、関係団体すべてに利がある、真の可能性を秘めたすばらしい先行事例となります。私自身、これまでさまざまな役割で関係団体と仕事をする幸運に恵まれてきました。そして、我々には、同じような志を持ち、歴史的にも、コミュニティーとしても、またレガシーとしても強いつながりのある人たちが存在します。我々は、今回の業務提携を活性化するだけでなく、これまでの歴史を振り返る機会を作り、楽しみたいと思っています」と述べ、提携を喜んでいる。

 一方、レッズのブラッド・ソーン ヘッドコーチは、「パナソニック ワイルドナイツのような強豪クラブとパートナーになることは、エキサイティングなことです。パナソニックは多くの良き人材を擁し、すばらしい施策を進めています。両クラブは、互助とつながりを大切にする似た価値観と文化を共有しています。今回の提携は、歴史的なパートナーシップであり、今後の両クラブの良き機会の創出と関係発展を楽しみにしています」とコメントした。

レッズは多くの豪代表選手を輩出する名門で、今年のスーパーラグビーAUは2位だった(Photo: Getty Images)
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