スーパーブーツとして世界に名を轟かせた男がスパイクを脱ぐ。
2015年のワールドカップで南アフリカを撃破。日本代表のFBとして活躍した五郎丸歩が来年(2021年)1月16日から始まるシーズン(トップリーグ)を最後に引退する。
12月9日、所属するヤマハ発動機ジュビロが12月16日にラストシーズンに臨む思いを語る会見を開くと発表した。
五郎丸は同チームで2008-2009年シーズンからプレー。来年の3月1日には35歳になる。
佐賀工時代には高校日本代表に選ばれ、卒業後に早大進学(2004年)。2年生になる前の3月に初めて日本代表に選出された。在学中に3度の大学日本一に輝いている。
ヤマハ発動機に加入してからも活躍を続け、数々の得点記録を樹立。トップリーグの通算最多得点記録保持者だ。
2015年のW杯までに積み上げた日本代表キャップ数は57。スーパーラグビーのレッズ、フランスの強豪・トゥーロンでもプレーした。
豪快なランプレーと正確なキックを見られるチャンスは、残りわずか。その勇姿を刻みたい。