ラグビーリパブリック

大学選手権の組み合わせ決定 連覇狙う早稲田のヤマに慶應×京産

2020.12.06

2季連続の大学日本一を目指す早稲田大学。古賀由教(11番)もキーマンのひとり(撮影:松本かおり)


 2020年度の関東大学対抗戦Aグループ、関東大学リーグ戦1部および関西大学Aリーグの全日程が終了し、「第57回 全国大学ラグビー選手権大会」の出場校が出そろった。すでに大会は始まっており、12月13日から3回戦以降の熱きバトルが繰り広げられる。決勝は1月11日に東京・国立競技場でおこなわれる。

■第57回全国大学ラグビー選手権大会 組み合わせ表

 関東大学対抗戦Aは明治大学が優勝し、第1シードに入った。連覇を狙う対抗戦2位の早稲田大学は第2シードで、関東大学リーグ戦1部優勝の東海大学、関西王者の天理大学とともに準々決勝からの登場となる。

 対抗戦の最終節で帝京大学に逆転勝ちした慶應義塾大学は、3回戦で京都産業大学(関西3位)とあたり、勝ったチームは19日の準々決勝で早稲田大学と対戦する。

※ 対抗戦4位となった帝京大学は3回戦で同志社大学(関西2位)と激突する予定だったが、同志社大学は、新型コロナウイルス感染症の検査で陽性反応を示した部員が多数確認されたため、出場を辞退。12月9日、帝京大学の3回戦不戦勝が日本ラグビー協会から発表された。帝京大学は準々決勝で東海大学と対戦する。

 対抗戦最後の出場枠をかけた日本体育大学との直接対決を制して全国への切符を獲得した筑波大学は、3回戦で流通経済大学(関東リーグ戦2位)と対戦。勝った方は準々決勝で天理大学と戦う。

 そして、1回戦から勝ち上がってきた九州代表の福岡工業大学は、秩父宮ラグビー場でおこなわれる3回戦で日本大学(関東リーグ戦3位)に挑む。勝ったチームは8強入りとなり、明治大学への挑戦権を得る。

明治大学の3年生の児玉樹。身長192センチ、体重103キロの大型CTB(撮影:松本かおり)
東海大学のFWリーダーであるHO山田生真(撮影:松本かおり)

<第57回全国大学ラグビー選手権大会 出場校>

【関東大学対抗戦Aグループ】
明治大学(12大会連続49回目)
早稲田大学(37大会連続54回目)
慶應義塾大学(2大会ぶり37回目)
帝京大学(22大会連続28回目)
筑波大学(3大会連続23回目)

【関東大学リーグ戦1部】
東海大学(16大会連続18回目)
流通経済大学(13大会連続21回目)
日本大学(2大会連続19回目)

【関西大学Aリーグ】
天理大学(7大会連続29回目)
同志社大学(2大会連続52回目)
京都産業大学(8大会連続34回目)

【九州学生リーグ1部】
福岡工業大学(2大会ぶり27回目)

【東海・北陸・中国・四国代表】
朝日大学(9大会連続9回目)

【東北・北海道代表】
八戸学院大学(2大会連続3回目)

悲願の日本一を目指す関西王者の天理大学(撮影:石井愛子)

<第57回 全国大学ラグビー選手権大会 日程・結果>

■1回戦(11月21日)
・福岡工業大学 43-21 八戸学院大学 (福岡・春日公園球技場)

■2回戦(11月29日)
・福岡工業大学 28-24 朝日大学 (愛知・パロマ瑞穂ラグビー場)

■3回戦(12月13日)
・日本大学 vs 福岡工業大学 (東京・秩父宮ラグビー場)
・流通経済大学 vs 筑波大学 (東京・秩父宮ラグビー場)
・同志社大学 vs 帝京大学 (大阪・東大阪市花園ラグビー場)
・慶應義塾大学 vs 京都産業大学 (大阪・東大阪市花園ラグビー場)

■準々決勝(12月19日)
・明治大学 vs 日大×福工大の勝者 (東京・秩父宮ラグビー場)
・流経大×筑波大の勝者 vs 天理大学 (大阪・東大阪市花園ラグビー場)
・東海大学 vs 同大×帝京大の勝者 (大阪・東大阪市花園ラグビー場)
・慶大×京産大の勝者 vs 早稲田大学 (東京・秩父宮ラグビー場)

■準決勝(1月2日/東京・秩父宮ラグビー場)
■決勝(1月11日/東京・国立競技場)