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花園は全試合無観客開催 第100回全国高校ラグビー大会は史上最多63校出場、シード校決定

2020.12.03

埼玉県第1ブロック予選を制して初出場を決めた川越東高校(撮影:福島宏治)


 日本ラグビーフットボール協会は12月3日、令和2年度(2020年度)の第100回全国高校ラグビー大会について、全試合無観客で開催すると発表した。
 大阪・東大阪市花園ラグビー場を舞台に12月27日から1月9日までおこなわれる。

■第100回全国高校ラグビー大会 都道府県・ブロック予選 全結果

 記念の100回大会だが、新型コロナウイルス感染拡大により苦渋の決断となった。
 本大会の開催については、新型コロナウイルス感染症への十二分な対策が図られることを確認の上、以下の実行委員会案が主催4団体(全国高等学校体育連盟、日本ラグビーフットボール協会、大阪府・大阪府教育委員会、毎日新聞社)によって承認されたという。

 対策については、主催4団体から実行委員会に出された大会実施に関わる答申のなかから、11月25日付内閣官房新型コロナウイルス感染症対策推進室 事務連絡「感染拡大地域における催物の開催制限等について」、大阪府ホームページ記載の「イベントの開催について」他、政府、関係自治体の方針を基本としている。
 また、「参加の可否は、参加校自治体の判断に基づき各学校長の判断で決定すること」、「開催地、全国に対して、緊急事態宣言が発出された場合は開催を別途検討すること」、「大会に感染症対策アドバイザーを準備し、大阪府、東大阪市保健所の確認を得ること」、「コロナ感染症対策の連絡員を実行委員会ならびに出場校に配置し、常時、情報共有が図れること」他、関係者の安全を図る運営実施対策も含まれている。

 出場するのは史上最多の63校。従来は51校(北海道、東京都は2枠。大阪府は開催地枠を含め3枠。その他の府県は1枠)だが、第100回を迎えることを記念し、北海道、東北、関東、北信越、東海、近畿、中国、四国、九州の9ブロックでオータムチャレンジトーナメント(都道府県予選の2位チームが参加)を実施して1チームずつ出場枠が与えられ、第91回から第99回までの各都道府県予選を集計し参加チーム数の累計が多かった愛知県、埼玉県、福岡県は出場2枠となった。
 全出場校は以下のとおり。
 川越東高校(埼玉県第1)、開志国際高校(北信越ブロック/新潟)、四日市工業高校(東海ブロック/三重)、創志学園高校(中国ブロック/岡山)が初出場となる。

 シード校については、第91回大会から第99回大会でのベスト8進出の都道府県を集計し、上位8都府県(東京都、神奈川県、京都府、大阪府2校、奈良県、兵庫県、福岡県)の代表校をシード校とし、目黒学院、桐蔭学園、京都成章、東海大大阪仰星、大阪朝鮮、御所実業、関西学院、東福岡に決まった。

 大会はトーナメント形式で、組み合わせ抽選は12月5日におこなわれる。

 試合中継については次のとおり。

■インターネット配信
▽大会公式サイト「HANAZONO LIVE」(全62試合無料配信)
https://www.mbs.jp/rugby/

▽J SPORTSオンデマンド(全試合ライブ中継)
https://jod.jsports.co.jp/

■テレビ放送
毎日放送(MBS)ほか、全国民放各局、J SPORTSにて放送

※ 第100回全国高校ラグビー大会 出場校一覧は次のページ

<第100回全国高校ラグビー大会 出場校>

【北北海道】 旭川龍谷(3年連続5回目)
【南北海道】 札幌山の手(3年連続19回目)
【北海道ブロック】 函館ラサール(3年ぶり3回目)

【青森県】 青森山田(2年連続2回目)
【岩手県】 盛岡工業(12年ぶり35回目)
【宮城県】 仙台育英(25年連続27回目)
【秋田県】 秋田工業(3年ぶり68回目)
【山形県】 山形中央(3年連続27回目)
【福島県】 松韻学園福島(6年ぶり2回目)
【東北ブロック】 黒沢尻北(岩手/6年ぶり6回目)

【茨城県】 茗溪学園(9年連続26回目)
【栃木県】 國學院栃木(21年連続26回目)
【群馬県】 明和県央(3年ぶり8回目)
【埼玉県1】 川越東(初出場)
【埼玉県2】 昌平(3年ぶり2回目)
【千葉県】 流経大柏(26年連続28回目)
【東京都1】 目黒学院(3年ぶり19回目)
【東京都2】 早稲田実(2年ぶり7回目)
【神奈川県】 桐蔭学園(6年連続19回目)
【山梨県】 日川(15年連続50回目)
【関東ブロック】 東海大相模(神奈川/5年ぶり9回目)

【長野県】 岡谷工業(2年ぶり31回目)
【新潟県】 新潟工業(17年連続45回目)
【富山県】 富山第一(2年連続12回目)
【石川県】 日本航空石川(16年連続16回目)
【福井県】 若狭東(5年連続32回目)
【北信越ブロック】 開志国際(新潟/初出場)

【静岡県】 東海大静岡翔洋(3年ぶり11回目)
【愛知県1】 中部大春日丘(8年連続10回目)
【愛知県2】 西陵(8年ぶり40回目)
【岐阜県】 関商工(3年連続40回目)
【三重県】 朝明(9年連続11回目)
【東海ブロック】 四日市工業(三重/初出場)

【滋賀県】 光泉カトリック(2年連続10回目)
【京都府】 京都成章(7年連続13回目)
【大阪府1】 東海大大阪仰星(2年連続20回目)
【大阪府2】 大阪朝鮮(2年ぶり11回目)
【大阪府3】 常翔学園(6年連続39回目)
【兵庫県】 関西学院(5年ぶり7回目)
【奈良県】 御所実業(2年連続13回目)
【和歌山県】 熊野(7年ぶり13回目)
【近畿ブロック】 報徳学園(兵庫/5年連続46回目)

【鳥取県】 米子工業(3年連続10回目)
【島根県】 石見智翠館(30年連続30回目)
【岡山県】 玉島(3年連続4回目)
【広島県】 尾道(14年連続15回目)
【山口県】 大津緑洋(2年ぶり30回目)
【中国ブロック】 創志学園(岡山/初出場)

【香川県】 坂出第一(2年連続3回目)
【徳島県】 城東(4年連続14回目)
【愛媛県】 松山聖陵(2年連続5回目)
【高知県】 高知中央(2年連続6回目)
【四国ブロック】 新田(愛媛/2年ぶり46回目)

【福岡県1】 東福岡(21年連続31回目)
【福岡県2】 筑紫(5年ぶり6回目)
【佐賀県】 佐賀工業(39年連続49回目)
【長崎県】 長崎北陽台(3年連続19回目)
【熊本県】 熊本西(2年ぶり12回目)
【大分県】 大分東明(2年連続2回目)
【宮崎県】 高鍋(10年連続28回目)
【鹿児島県】 鹿児島実業(2年ぶり20回目)
【沖縄県】 名護(3年連続19回目)
【九州ブロック】 長崎南山(長崎/3年ぶり6回目)

※ 第100回全国高校ラグビー大会 都道府県・ブロック予選 全結果は次のページ

<第100回全国高校ラグビー大会 都道府県・ブロック予選 全結果>
https://rugbyrp.files.wordpress.com/2020/12/hahazono100_q.pdf
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