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法大が3勝目、関東学大はチャンス活かせず。中大は専大倒し今季初勝利。

2020.11.22

1トライ4ゴールを決めてマン・オブ・ザ・マッチに選ばれた法政大の有田闘志樹(撮影:大泉謙也)


 11月22日は江戸川区陸上競技場で、関東大学リーグ戦1部の2試合がおこなわれた。第1試合は、法政大が関東学院大を33-6で破り、今季3勝目。2試合目は、中央大が専修大を21-10で下し、今季初勝利(大東文化大と引き分けあり)を飾った。

 先週の試合で中央大に勝利した法政大は、この日も流れのある攻撃を展開。前半20分、1年生のSO熊田経道がタックルをかわして縦に抜け出すと、CTB有田闘志樹がフィニッシュ。29分にはWTB高橋達也がインターセプト。そのまま60メートルを走り切った。

 法政大は後半20分にもハイパントからカウンターを仕掛け、最後はキックパスを受けたWTB高橋が飛び込んで左サイドに追加点を挙げると、25分にも左外で待ち構えるFL山下憲太がトライを決めて、26-6と引き離した。FL山下は、31分にもゴール前で速攻を仕掛けてダメ押しのトライを奪った。法政大は関東学院大から5トライを奪い、今季3勝目を飾った。

 関東学院大は、後半11分にCTB芳崎風太がこの日2本目のPGを決めて8点差にするが、流れを変えられず。相手陣内に攻め込む場面もあったが、決定的なところでミスが出て、チャンスを活かせなかった。

中央大は35分にCTB青山真がインゴールに飛び込んだ(撮影:大泉謙也)

 中央大は、10月17日に大東文化大と29-29と引き分けたほかは4敗。最終戦を前に、是が非でも1勝したい気持ちが前面に出た。前半19分、FWで押し込み最後はLO青木智成が持ち込んで先制トライ。35分にはSO津田貫汰のショートパントをキャッチしたCTB綿引寛人からパスを受けたCTB青山真が中央に飛び込んで、前半14-0とリードを広げた。

 中央大は後半9分にもFB山田翔平がディフェンスラインを抜け出し、中央へトライ。その後も粘る専修大の攻撃を強固なディフェンスで潰し続けた。

 専修大はロスタイムの43分に、FB檜山成希が1トライを返したもののノーサイド。2勝目を挙げることはできなかった。


 関東大学リーグ戦1部の、11月22日終了時点の成績は以下の通り。入替戦対象の7位、8位は混戦。最終戦の結果次第だ。

東海大   6勝   勝点 24(30) 12月5日 vs 日本大
流通経済大 5勝1敗  勝点 20(26) 12月5日 vs 大東文化大
日本大   5勝1敗  勝点 20(25) 12月5日 vs 東海大
法政大   3勝3敗  勝点 12(16) 12月5日 vs 専修大
中央大   1勝1分4敗 勝点 6(10) 12月5日 vs 関東学院大
大東文化大 1勝1分4敗 勝点 6(8) 12月5日 vs 流通経済大
関東学院大 1勝5敗  勝点 4(8) 12月5日 vs 中央大
専修大   1勝5敗  勝点 4(5) 12月5日 vs 法政大

※( )内の数字はリーグが全試合実施された場合にボーナスポイントを加算した際の勝点

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