ラグビーリパブリック

昨年王者の桐蔭学園、苦しみながらも6連覇で花園へ

2020.11.15

桐蔭学園NO8佐藤健次の突破を東海大相模が執念のタックルで阻む(撮影:高塩 隆)


 第100回全国高校ラグビー大会の神奈川県予選の決勝が11月15日、ニッパツ三ツ沢球技場でおこなわれ、昨年度、全国優勝の桐蔭学園が19-17で東海大相模に競り勝ち、6年連続19度目の全国大会出場を決めた。

 桐蔭学園は、4分にNO8佐藤健次(3年)の突破から1年生のWTB矢崎由高が先制トライを奪うと、12分にもLO青木恵斗(3年)が飛び込んで、12-0とリードを広げた。

 しかし、その後は東海大相模の執念のタックルに苦しめられ、追加点を奪えず。逆に14分にFB河野吏玖(3年)にトライを奪われると前半終了間際にも、SO柏原慶太(2年)にPGを決められ、12-10で折り返した。

 後半、風下に立った桐蔭学園は、FWで押し込んだ。「厳しい試合だった」と桐蔭学園の藤原秀之監督が言うように、東海大相模の突き刺さるタックルになかなか前に進むことができなかった。

 それでも、後半20分にPKからLO青木が速攻を仕掛け、一度は倒されるも再びボールを持って中央へトライ。「苦しいときに経験がある選手がやってくれた」と藤原監督も安堵の表情。最後は、東海大相模に1トライ1ゴールを追加されたものの19-17の2点差で勝利した。

 準優勝の東海大相模は、100回記念大会のため開催される関東オータムチャレンジ大会で花園の出場権を狙う。

決勝で2トライを決めた桐蔭学園LO青木恵斗。東海大相模のSH小林純岳(2年)が食らいつく(撮影:高塩 隆)
Exit mobile version