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流経大が日大との全勝対決制す 昇格の関東学院大は今季初勝利

2020.11.14

攻守で流経大を引っ張ったキャプテンのFL坂本侑翼(撮影:松本かおり)


 埼玉・セナリオハウスフィールド三郷で11月14日、関東大学リーグ戦1部の第5節の2試合がおこなわれ、流通経済大学が日本大学との全勝対決を制し5連勝、3季ぶりに1部昇格の関東学院大学は専修大学を下して今季初勝利となった。

 流経大は40-14で日大を破った。
 序盤に自陣深くでのボール回しをインターセプトされ相手に先制された流経大だったが、前半17分、ゴールに迫るとパワフルなLOアピサロメ・ボギドラウが力強い突進でディフェンダーを弾き飛ばしてトライを奪い返した。

 30分にも敵陣深くに入った流経大は、CTBヴィリアメ・タカヤワが軽快な動きからディフェンスの間を抜けて勝ち越し。38分にはゴール前のスクラムからNO8南太陽がサイドアタックで抜けて得点者となり、21-7で折り返した。

 後半も流経大のペースは続き、44分(後半4分)と58分にラインアウトからのドライビングモールでゴールラインを越え、点差を拡大。
 その後、日大に1トライを許したが、70分にはSH野村悠が切り込み、パスをもらったFB河野竣太がゴールへ駆け抜け、開幕からの5連勝を決めた。

関東学院大の4年生PR倉本操。後半から出場し走りでも魅せた(撮影:松本かおり)

 第1試合で戦った関東学院大は48ー21で勝利。

 前半2分、自陣からアタックを継続しキャプテンのWTB萬田開斗が抜けて先制すると、16分にはキック&チェイスで専修大にプレッシャーをかけてCTB長尾貴大がゴールに持ち込んだ。

 22分にはターンオーバーからLO小濱康嵩のビッグゲインで敵陣22メートルライン内に入り、たたみかけ、HO岡輝剛が力強い突進でフィニッシャーとなった。32分にはラインアウトからのドライビングモールでHO岡が連続トライ。

 28-0で折り返し、47分(後半7分)には、敵陣深くの相手投入スクラムでこぼれたボールをSH大澤成貴が拾ってゴールに持ち込みリードを広げた。

 その後、専修大に3トライを許したが、57分までの35点リードが大きく、ラストアタックでもスコアにつなげて勝利を締めくくった。