アルゼンチン代表のプロップとして33キャップを重ね、ラグビーワールドカップ2019日本大会にも出場したフアン・フィガロが、32歳でプロラグビー選手としてのキャリアを終える決断をした。11月12日、所属クラブのサラセンズが公式に引退を発表した。
サラセンズによれば、フィガロは昨年10月5日に東京スタジアムでおこなわれたワールドカップのイングランド戦で頭を負傷し、その後、サラセンズの試合に一度も出場できず、医学的アドバイスを受けて現役引退を決めたという。
サルタ出身の強力なスクラメイジャーだったフィガロは、アルゼンチン代表としてワールドカップ3大会に出場。世界クラスのタイトヘッドプロップと呼ばれ、クラブシーンではモンペリエ(フランス)でプレーしたあと、2014年からイングランドの強豪サラセンズで活躍した。サラセンズに在籍した6年間で96試合に出場し、プレミアシップ(イングランド最高峰リーグ)優勝4回、そして3度の欧州チャンピオンズカップ獲得に貢献した。