粋な計らいだ。
宗像サニックスブルースの選手たちが高校生たちにボールを届けた。
嬉しいな。頑張ろう。大事に使ってうまくなるぞ。みんなの胸には、いろんな思いがわきあがっただろう。
11月7日に開催された全国高校ラグビー大会の福岡県予選決勝のステージで、『サニックスワールドラグビーユース交流大会2020』大会ロゴ入りボールの贈呈式がおこなわれた。
株式会社サニックスの代表取締役社長、宗政寛氏と、ブルースの福坪龍一郎、ダン・プライアーの両共同キャプテン、カーン・ヘスケス、レメキ ロマノ ラヴァが参加した。
コロナ禍に多くの大会が中止となっている2020年。毎年ゴールデンウイークに開催されているサニックスワールドラグビーユース交流大会も、ウイルス感染拡大防止のため実施されなかった。
活躍の場が限られてしまった高校生たちに対して何かできないだろうか。今回のアクションは、そう考えたことが原点だった。
福岡県内の高校カテゴリーの学校、クラブチームにとって、今後の活動の一助になれば。そんな願いを込めて、大会使用ボールが贈呈された。
当日は高校生たちの代表、10数名が式に参加した。福岡県ラグビー協会に登録する高校カテゴリーの50 チーム(女子チームの東筑紫学園高校、福岡レディース RFC 含む)にロゴ入りボールが1個ずつ配られる。
贈呈式に参加した福坪共同主将は、「コロナウイルスの影響で、残念ながら今年のサニックスワールドラグビーユース交流大会は中止になってしまいましたが、こうして全国高校ラグビー大会福岡県大会が開催されていることは、ラグビーに携わっている者として、とても嬉しく思います」と話し、続けた。
「今日、高校生のはつらつとしたプレーを間近で見て、私自身、ラグビーを始めた頃を思い出して新鮮な気持ちになり、パワーをもらうことができました。来年、サニックスワールドラグビーユース交流大会が開催され、高校生が1つの目標として大会にチャレンジできるようになることを願っています」