キヤノンイーグルスは11月9日、2022年1月に開幕が予定されているラグビー新リーグより、大分県をセカンドホストエリアにすることを決定したと発表した。
すでに横浜市をホストエリアにすることが決まっており、今後は、セカンドホストエリアの大分県、練習拠点(キヤノンスポーツパーク)がある東京都町田市の3拠点で活動をおこなっていく。
大分県はラグビーワールドカップ2019日本大会の開催地のひとつであり、大分スポーツ公園総合競技場(昭和電工ドーム大分)では準々決勝を含む5試合がおこなわれた。キヤノンイーグルスは、2022年より同スタジアムで公式戦の数試合を開催する予定で、大分県でシーズン開幕前の強化合宿や、ラグビーの普及活動、競技者の育成サポートなどさまざまな活動をおこなうという。
キヤノンイーグルスの岡本芳弘部長は、「大分には、昨年のラグビーワールドカップ2019の際に作られたグラウンドやトレーニングジムなど、素晴らしい環境が整っています。こうした施設でシーズン直前に強化合宿をおこなうほか、公式戦の開催や、ラグビーの普及や育成などさまざまな活動をおこなう予定です。キヤノンイーグルスの活動が、ラグビーワールドカップ2019のレガシーの継承と発展に少しでもお役に立てれば幸いです。夢と感動を与えられるような素晴らしいプレーをお見せし、地元の皆様に愛され、親しまれ、そして地域の誇りに思っていただけるチームになることを目指してまいります」とコメントした。
キヤノンイーグルスは来年1月開幕のトップリーグに向けて、11月8日から別府市でキャンプをおこなっており、9日に大分県の広瀬勝貞知事を表敬訪問。岡本部長のほか、永友洋司ゼネラルマネージャー、沢木敬介監督、田村優主将、田中史朗選手(田村と田中はラグビーワールドカップ2019日本代表)、ジェシー・クリエル選手(ラグビーワールドカップ2019南アフリカ代表)が訪問した。
大分県の広瀬知事は、「県民を代表して心から歓迎いたします。県内で数試合、ホームゲームが開催されるということで、県民をあげてチームを応援し、盛り上げていきたいと思います。チームの皆様による学校訪問などラグビーの普及活動や県民の観戦機会の拡大を通じて、ラグビーの持つ品位、情熱といったグローバルな精神を県民と共有し、ラグビーワールドカップのレガシーとして地域の元気づくりを進めていきます」とコメントした。