日本代表バックローの姫野和樹が入団することになったハイランダーズ(ニュージーランド)は10月20日、退任したアーロン・メイジャーに替わる新しいヘッドコーチに、トニー・ブラウンが就任することが決まったと発表した。2年契約で、すでに2021年のスーパーラグビーへ向け計画を進めているという。
ブラウンは2016年から日本代表のアタックコーチを務め、2019年ラグビーワールドカップで日本代表初のベスト8入りに大きく貢献した名指導者である。2017年から日本代表で活躍している姫野とはよく知る関係であり、初めて海外チームの一員となって挑戦する姫野にとっては頼もしい存在となる。
ブラウンはハイランダーズOBで、日本代表にフルタイムで加わる前の2017年スーパーラグビーではハイランダーズのヘッドコーチを務め、プレーオフに導いた。2018年と2019年は日本代表強化につなげるため日本チームのサンウルブズで指導したが、2020年には古巣に戻り、アシスタントコーチとしてメイジャーを支えていた。
ハイランダーズは現日本代表ヘッドコーチのジェイミー・ジョセフが指揮官だった2015年にスーパーラグビー初優勝を遂げており、その時もアシスタントコーチだった名参謀ブラウンの存在が大きかったと言われている。