ラグビーリパブリック

【関東大学リーグ戦1部】 東海大と日大が開幕から3連勝 中大×大東大はドロー

2020.10.17

雨のなかおこなわれた東海大×法政大の激しいぶつかり合い(撮影:松本かおり)


 関東大学リーグ戦1部は10月17日に第3節の3試合がおこなわれ、東海大学と日本大学が開幕から負けなしで3連勝となった。

 リーグ3連覇を目指す東海大は東京・江戸川区陸上競技場で法政大学と対戦し、31-19で勝利。

 前半4分にラインアウトからのモールでペナルティトライを獲得すると、16分にもモールでゴールに迫り、クイックで右にボールを動かしてWTB林隆広がコーナーにフィニッシュした。19分にはLOワイサケ・ララトゥブアがトライゲッターとなり、東海大は21点リードを奪った。

 対する法大は22分、スクラムで押し込んでゴールに迫り、密集からピックアップしたNO8安達武志がファイブポインターとなった。28分にはラインアウト後の処理が乱れたものの、ボールを拾ったSH隠塚翔太朗が相手のスキを突いてゴールへ駆け抜け、9点差に詰めて折り返した。

 だが東海大は後半先に得点し、流れを引き戻す。47分(後半7分)、ラインアウトからモールで押し込み28-12とした。
 50分に法大WTB石岡玲英にインターセプトされ約60メートルの独走トライを許した東海大だが、57分にPGで3点を加えて突き放し、リードを守り切った。

 敗れた法大は1勝2敗となった。


 江戸川区陸上競技場の第1試合では日本大学と専修大学が対戦し、日大が29-10と競り勝った。

 日大は前半19分、ターンオーバーからのカウンターでWTB水間夢翔が右外を駆け上がり先制。その後、何度も敵陣深くに入りながら専大のしぶといディフェンスに追加点を阻まれていたが、36分、WTBナサニエル・トゥポウがタッチライン際で2人のタックラーをかわしてゴール右隅にフィニッシュし、10-3で折り返した。

 前半にPGでスコアボードを動かしていた専大は、48分(後半8分)、ラインアウトからモールで前進し、そこから抜け出したHO小栗冬雅がゴールに持ち込みトライを挙げた。コンバージョンも決まり同点となった。

 しかし日大は63分、ゴールに迫り、密集にいたCTBフレイザー・クワークがインゴールにボールを置いて勝ち越し。73分と試合終了間際にはラインアウトからモールで押し込み、3連勝を決めた。

 敗れた専大は1勝2敗となった。

引き分けに終わった中央大×大東文化大(撮影:BBM)

 埼玉・セナリオハウスフィールド三郷では中央大学と大東文化大学が対戦し、29-29で引き分けた。

 前半からシーソーゲームとなり、中大が22分にパワフルなLO藤牧拓真のトライで先制したのに対し、大東大は30分、敵陣10メートルライン付近のスクラムから持ち出したNO8サイモニ・ヴニランギがダイナミックな走りでディフェンダーを振り切ってゴールに持ち込んだ。

 コンバージョン成功で逆転された中大は33分、敵陣深く中央でモールを組んでインゴールになだれ込み、再びゲームをひっくり返したが、PGで2点差に詰めて折り返した大東大は後半早々、敵陣深くに入り、ラインアウト後、ドライビングモールから持ち出したHO酒木凜平がトライを決めて再逆転。15-12となった。

 中大も負けておらず、47分(後半7分)にモールでやり返したが、大東大は60分、敵陣深くのスクラムから持ち出したNO8ヴニランギが次々とタックラーを弾き飛ばしてインゴール中央にダイブし、再びリードを奪った。
 大東大はさらに71分、インターセプトからのキック&チェイスでチャンスとなり、CTBシオペ ・ロロ・タヴォがトライゲッターとなって点差を広げた。

 しかし中大も粘り、78分にWTB杉本崇馬がトライを奪い返し5点差とすると、試合終了間際にも敵陣深くに入ってラインアウトからドライビングモールで押し込み同点に。だが、FB山田翔平のコンバージョンは外れ、その後の攻防でも互いに譲らず、引き分けに終わった。

 中大、大東大とも、これで1分2敗となった。

Exit mobile version