昨季、関東大学ラグビー対抗戦Aを制した明治大が、10月4日に明治大グラウンドでおこなわれた今季初戦で立教大相手に11トライを奪い、73-15で快勝した。
明治大は前半4分にWTB石田吉平(2年)が先制トライを挙げると、10分には1年生のLO山本嶺二郎がNO8箸本龍雅主将(4年)からボールを受けてデビュー戦でトライ。ラインアウトリーダーを務めた山本は、「最初は緊張して硬かったけど、ラインアウトを引っ張れて、勝てて良かった」と振り返ったように191cmの高さを活かした。
負傷のSO山沢京平(4年)に代わり、背番号10をつけた1年生の池戸将太郎も落ち着いたプレーでBKをコントロール。「立教の前に出てくるディフェンスにプレッシャーがかかることが多くて、判断ミスが少し目立った」と本人は課題を口にするが、パスやキックでチャンスを演出。コンバージョンキックも10本中、8本をしっかりと決めた。
開幕戦勝利を飾った明治大の田中澄憲監督も、「今日のテーマは、マキシマムハングリー(最大限に貪欲に)を掲げて臨んだけど、やはり、試合勘かな。公式戦の緊張感もあって、しっかり試合に入っていけなかった。でも、最初から拍手が出るような試合をしなくて良かった。課題は多かったけど、この試合の課題をしっかりと修正していきたい」と気を引き締め直した。