サントリーサンゴリアスは9月30日、2020-2021シーズンの新体制を発表し、日本代表センターでもある中村亮土がキャプテンに就任したことが明らかになった。
中村は、昨年のラグビーワールドカップで日本代表の背番号12をつけて悲願のベスト8入りに貢献。日本代表としては24キャップを持つ。帝京大学時代に全国大学選手権史上初の5連覇を遂げたときのキャプテンであり、リーダーシップは以前から評価されていたが、サンゴリアス入部7年目でトップリーグの王座奪還を狙う名門チームのキャプテンに任命された。
中村は、「この歴史あるクラブでキャプテンを任されたことを光栄に思います。このクラブを更に進化させ、強くしていくためにチーム一丸となり精進していきます。応援よろしくお願いいたします」とコメントした。
監督2年目のミルトン・ヘイグを支えるコーチングチームには、元ニュージーランド代表センターのジェイソン・オハロランなどが新加入。オハロランはかつて選手としても在籍した日本のクボタスピアーズで指導者としてのキャリアを始め、2015年から2017年まではスコットランド代表のアタックコーチとして活躍、その後はグラスゴー・ウォリアーズでアシスタントコーチを務めていた。
また、元U20オーストラリア代表のハリー・ホッキングスが追加でサンゴリアスに新加入することも決定。
2018年からレッズでスーパーラグビーを経験してきた22歳の長身ロックであるホッキングスは、ワラビーズ(オーストラリア代表)のキャンプに練習生として参加したことがあり、レッズのコーチ陣には「ワラビーズで100キャップを獲得できるポテンシャルを持っている」と言われた逸材で、日本で新たな経験をし、さらに成長しようとしている。
ホッキングスは「サントリーからこのような機会を与えていただき光栄です。トレーニングに参加し、クラブ関係者に会えることを非常に楽しみにしています。チームの熱心なサポーターに会えることも楽しみにしています。豊かな日本の文化を体験しながら、世界クラスのコーチやチームメイトとともにラグビー選手として成長することを楽しみにしています」とコメントした。