ヨーロッパのトップクラブが集うチャンピオンズカップで過去ベスト8が最高だったエクセター・チーフス(イングランド)が、2019-2020シーズン、ついに決勝進出を果たした。ホームのサンディパークで現地時間9月26日、最多4回の優勝を誇るトゥールーズ(フランス)と準決勝を戦い、28-18で制した。
エクセターはイングランド最高峰リーグのプレミアシップでも1位通過でプレーオフ進出を決めており、2冠の夢が広がった。
序盤に6失点したエクセターだが、前半30分にゴールに迫り、FWがピック&ゴーを繰り返し、PRハリー・ウィリアムズが仲間の後押しを得てトライ。コンバージョン成功で逆転した。
対するトゥールーズは35分、FBトマ・ラモスのカウンターから攻め、俊敏なWTBチェズリン・コルビがディフェンダーを翻弄してゲイン、オフロードとサポートが続いて敵陣深くに入り、テンポよくワイドに動かし大外にいたLOアルボン・プラシーンがフィニッシュ。再びゲームをひっくり返した。
しかしエクセターはハーフタイム前、敵陣深くのポスト正面でPKを得ると、ショットを選ばずタップからトライを狙いに行き、NO8サム・シモンズがゴールラインを越え逆転。14-11で折り返した。
後半、先に点を取ったのはエクセターで、59分(後半19分)、またもゴール前の執拗なパワープレーでトゥールーズ懸命のディフェンスに穴をあけ、点差を広げた。
エクセターは守りでもしぶとさを発揮し、相手に流れを渡さなかった。
69分にはSOジョー・シモンズがダミーから防御網を破って17点差とし、終盤にトゥールーズに1トライを許したものの、最後に笑ったのはエクセターだった。
もうひとつの準決勝はラシン92(フランス)が前王者のサラセンズ(イングランド)を19-15で下している。
エクセター・チーフス対ラシン92の決勝は、10月17日にブリストル(イングランド)のアシュトンゲート・スタジアムでおこなわれる。どちらが勝っても初優勝となる。