ヨーロピアンラグビー・チャレンジカップでベスト8入りしていたカストル・オランピック(フランス)だが、現地時間9月20日に予定されていたレスター・タイガース(イングランド)との準々決勝前に、チーム内に4人の新型コロナウイルス陽性者が判明し、試合は中止となり、レスターが準決勝に進むこととなった。
大会を運営するEPCR(ヨーロピアン・プロフェッショナル・クラブ・ラグビー)によると、カストルはイングランド遠征前に新型コロナウイルスの検査をおこない、結果、3人の選手とスタッフ1人が陽性反応を示したという。EPCRは緊急会議を開き、医学的アドバイスにより、レスター対カストルの準々決勝は安全に開催することができないとして中止を決定。準決勝は9月26日に設定されているため準々決勝は延期できず、カストルは棄権となり、レスターが準決勝に進むことが決まった。
チャレンジカップ準決勝の第1試合はブリストル・ベアーズ(イングランド)×ボルドー・ベグル(フランス)、第2試合はトゥーロン(フランス)×レスター・タイガース(イングランド)となった。
また、ヨーロッパクラブ王者を決めるチャンピオンズカップも今週末が準決勝で、ラシン92(フランス)×サラセンズ(イングランド)、エクセター・チーフス(イングランド)×トゥールーズ(フランス)という組み合わせになっている。