イングランドのプレミアシップラグビー・カップ決勝が現地時間9月21日にAJベル・スタジアムでおこなわれ、セール・シャークスが27-19でハーレクインズに逆転勝ちし、優勝した。
セールは、2005-2006シーズンにリーグ戦を制し初めて王者になって以来、14季ぶりのタイトル獲得である。
セールは南アフリカ色が強く、この試合でも同国出身選手が活躍した。
10－19で迎えた66分（後半26分）にドライビングモールからパワフルなNO8ダン・デュプレアがトライを挙げ、コンバージョンも決まり2点差にすると、74分、同じく南ア代表キャップ保持者である兄のSOロバート・デュプレアがPGを決めて逆転。セールは77分にも敵陣22メートルライン内に攻め込み、昨年のワールドカップで大活躍し栄冠に輝いた南ア代表SHでもあるファフ・デクラークが密集から持ち出し俊足でブラインドサイドを駆け上がり、優勝を引き寄せるトライを決めた。
セール・シャークスは、最大のターゲットであるリーグ戦のプレミアシップ2019-2020では全22節中20節を終えた時点でプレーオフ進出圏内の4位に入っており、2冠の可能性がある。