ニュージーランドで115年以上の歴史を持つ「ランファリーシールド」は、2年ぶりに北島へ渡った。カンタベリーが同じ南島のオタゴを倒して昨年10月から保持していたが、9月19日、クライストチャーチに乗り込んでチャレンジしたタラナキが23－22で競り勝ち、権威ある盾を奪還した。
タラナキがランファリーシールドを手にするのは、2018年9月にワイカトに敗れて以来。
カンタベリーのスターティングメンバーには、「スーパーラグビー アオテアロア」で優勝したクルセイダーズのスター選手であるWTBジョージ・ブリッジ、SOリッチー・モウンガ、LOサム・ホワイトロック、HOコーディー・テイラー、PRジョー・ムーディーらが名を連ね、タラナキは、同じくニュージーランド代表のバレット兄弟（SOボーデン、FBジョーディー）が先発するなど、豪華メンバーによる対決となった。
タラナキは前半、FLラクラン・ボーシェーやバレット兄弟、19歳のWTBジェイコブ・ニープケンズなどが躍動。最大17点差のリードから試合をひっくり返されたものの、20－22で迎えた後半33分、キッカーを務めたFBジョーディー・バレットが約50メートルのPGを決め、逆転勝利となった。