7人制プロラグビー選手(日本ラグビー協会所属)の林大成選手は、もともとはステップが得意ではなかった。今では、7人制を代表するステッパー となった。変身の理由は紛れもなく、ステップの練習である。
構成◎成見宏樹 写真◎太田裕史
講師◎林 大成[7人制プロラグビー選手]
はやし・たいせい/1992年6月27日生まれ。176㌢、82㌔。瑞光中(中1〜)→東海大仰星→東海大→キヤノンイーグルス→日本協会専属7人制選手(2018年4月〜)。15人制ではCTB、7人制ではBK。東海大では主将を務める。7人制日本代表
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C H A R T
⚫︎グースのカギ
緩急
⚫︎グースの基本
踏み足と蹴り足を同時にアクション!
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「ギャロップ+キック」のコツ 1
足をたたんでリズミカルに
空中で両足をたたむさまを、動画でチェック!
高くリズミカルに跳んで、両足をたたむ
ギャロップは自然に足が上がってくると思うのですが、キックを入れると足が下がってきませんか。メリハリをつけて、この動きを体に刷り込むように、高くリズミカルに反復してみます。
高く跳んだ時に、両足を、それぞれたたむようにすると、それが動きのタメになります。地面を踏み込む力がアップして、より鋭く緩急の急がつけられますよ。
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「ギャロップ+キック」のコツ 2
踏み足の着地は「お尻の下あたり」
踏み足の着地位置を、動画でチェック!
足が後ろに流れると、加速がゆるくなる
グースは緩急のランスキルだと言いましたが、この緩みから一気に加速するためのポイントの一つが、踏み足の着地点です。走っている時の意識としては「お尻の真下あたり」。これを後でビデオなどで見ると、実際は「お尻の真下か、一歩ぶん後ろ」に着地しています。踏み足を後ろに着くと、足が流れて、せっかくの前進の力が空転してしまいます。
▼「ギャロップ」「[タ・]と同時にキック」「両足をたたむ」「お尻の真下に踏み足」でグースのできあがり。
CHECK!
「いいイメージ」と反復でレベルアップ!
ウォームアップでこれらの動きを取り入れれば、毎日グースやケンケン・グースなどの練習ができることになります。「踏み足と同時に蹴れているか」など、動きのポイントが押さえられているかを確認しながら繰り返しましょう。
そして、動きを習得するには、いいイメージを持って繰り返すことも重要です。僕のYouTubeチャンネルや、ラグマガのカザス動画で、選手の動きのイメージをつかんで、真似をしてみてください。(つづく)
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C H E C K!
YOUTUBEチャンネル
林大成7’sRUGBY
https://www.youtube.com/channel/UCnbMgI2Et-zf3dMxu6YXCbA