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ワセダ、9か月ぶりの初試合で流経大倒す

2020.09.14

早大・NO8丸尾崇真主将はタッチライン側で何度もボールを持った(撮影:福島宏治)

 早大 21-5 流経大。前半は7-0と競ったスコアになったが、内容では早大が一歩、二歩と上回っていた。

 9月13日、福島県のJヴィレッジで早大(関東大学対抗戦グループ)と流経大(関東大学リーグ戦グループ)の練習試合が行われた。昨季大学選手権優勝の早大が、同ベスト8の流経大を倒した。

「9か月ぶりの試合。とにかく、やってきたことを、今ある力を思い切り出してこい」と選手を送り出した早大・相良南海夫監督。序盤はスクラムでの反則など、まさに実戦の勘の部分で後手に回ってやや苦しんだ。

 それでも、31分には意地のスクラムトライで先制(G決まって7-0)。後半にも相手ディフェンスのミスを誘うアタックテンポから2トライを奪って後半26分には21-0と差を広げた。

 終了10分ほど前に、流経大がラインアウトのモールを起点に押し込んで反撃。流経大は「逆転」をと口にし合って残り時間に挑んだが、届かなかった。21-5のノーサイドとなった。

 早大・相良監督は「特にアタックでは、ミスしてもいいから思い切ってプレーしろ」と伝えてあった。ただ一人、1年生で先発した伊藤大祐(ポジションはCTB起用)と、SO吉村紘が引っ張るスキルフルなBKラインは今後の成熟度に期待大だ。

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