早大 21-5 流経大。前半は7-0と競ったスコアになったが、内容では早大が一歩、二歩と上回っていた。
9月13日、福島県のJヴィレッジで早大(関東大学対抗戦グループ)と流経大(関東大学リーグ戦グループ)の練習試合が行われた。昨季大学選手権優勝の早大が、同ベスト8の流経大を倒した。
「9か月ぶりの試合。とにかく、やってきたことを、今ある力を思い切り出してこい」と選手を送り出した早大・相良南海夫監督。序盤はスクラムでの反則など、まさに実戦の勘の部分で後手に回ってやや苦しんだ。
それでも、31分には意地のスクラムトライで先制(G決まって7-0)。後半にも相手ディフェンスのミスを誘うアタックテンポから2トライを奪って後半26分には21-0と差を広げた。
終了10分ほど前に、流経大がラインアウトのモールを起点に押し込んで反撃。流経大は「逆転」をと口にし合って残り時間に挑んだが、届かなかった。21-5のノーサイドとなった。
早大・相良監督は「特にアタックでは、ミスしてもいいから思い切ってプレーしろ」と伝えてあった。ただ一人、1年生で先発した伊藤大祐(ポジションはCTB起用)と、SO吉村紘が引っ張るスキルフルなBKラインは今後の成熟度に期待大だ。