メルボルン・レベルズが劇的な逆転勝ちでラスト1枚のプレーオフ出場権を手にした。
オーストラリアで開催されている「スーパーラグビー AU」は、9月5日にレギュラーシーズン最終節の試合がおこなわれ、ニューカッスルでウェスタン・フォースと対戦したレベルズは34-30で勝利。4勝4敗(勝点19)で先にリーグ戦を終えていたワラターズと勝点、勝数で並び、総得失点差でレベルズが1ポイント上回ったため、レベルズが3位となりプレーオフ進出が決まった。
レベルズはこの試合、相手より3トライ以上多くトライを挙げて勝てば、ボーナスポイント獲得で勝点20となり文句なしの3位確定。もし、トライボーナスポイントは獲れなくても、4点差以上の勝利で十分だった。
しかし、ラストゲームで今大会初勝利を狙った最下位のフォース相手に苦戦する。
レベルズは20-13とリードして折り返したが、後半早々に追いつかれ、56分(後半16分)にPGで逆転。流れを変えたフォースは58分にチーム4トライ目を挙げ、レベルズをあわてさせた。
だが10点ビハインドとなったレベルズは59分、カウンターアタックでCTBリース・ホッジとWTBマリカ・コロインベテが好走、最後はキャプテンのFBデイン・ハイレットペティがフィニッシュし、コンバージョンも決まって3点差とした。
そして、27-30で迎えた試合終了間際の79分、レベルズは敵陣深くのスクラムからNO8イシ・ナイサラニが持ち出して突進し、連続攻撃でゴールに迫る。そして、ボールをピックアップしてインゴールに突っ込んだPRカブス・エロフのトライが認められ、逆転。ポストほぼ正面からのコンバージョンキックをSOマット・トゥームアが決め、レベルズは最低条件だった4点差勝利をクリアし、プレーオフ進出決定で歓喜となった。
プレーオフには上位3チームが進むことになっており、9月12日にブリスベンで2位通過のレッズと3位レベルズが対戦する。そしてその勝者が、9月19日にキャンベラでおこなわれる決勝で、1位通過のブランビーズと優勝をかけて戦う。