オーストラリアで開催中の「スーパーラグビーAU」は8月22日までに8ラウンドが終了し、勝ち星を増やして5勝1敗(勝点23)となった首位のブランビーズと、4勝1分2敗(勝点21)とした2位レッズのプレーオフ進出が決まった。
5チームが参加してリーグ2回戦総当たりをおこなうこの大会で、全8試合中7試合を消化したワラターズが3勝4敗(勝点15)でレッズを上回ることが不可能となり、開幕から6連敗中のウェスタン・フォースは最下位が確定しており、上位3チームに与えられるプレーオフ出場権のうち2枚はブランビーズとレッズのものになった。
現在3位のワラターズにはまだプレーオフ進出の可能性はあるが、3勝1分2敗(勝点14)で2試合を残す4位レベルズとは1ポイント差で、次週(29日)の直接対決で3番目のプレーオフ進出チームが決まる可能性がある。
トップシードを狙うブランビーズは22日、地元キャンベラのGIOスタジアムでワラターズと対戦し、38-11で快勝。
前半、先取点はオフサイドが疑われる微妙な判定だったが、SOベイリー・クンズルのキックから2トライを獲得し12-11とリードして折り返すと、後半の序盤には敵陣深くの大外でボールをもらったNO8ピート・サムーがインゴールに持ち込み点差を拡大。53分と58分にはWTBトム・ライトが連続トライを挙げ、終盤にもサムーがファイブポインターとなり、勝負を決めた。
2位のレッズは21日、ゴールドコーストのロビーナでウェスタン・フォースと対戦し、計8トライを挙げて57-5と圧倒した。
ゴールキッカーも務めるSOのジェームズ・オコナーは、1トライのほかに8本のショット(1本はPG)を決めて22得点を記録し、レッズで通算100得点を達成。過去に在籍したレベルズ、フォースでも大台を突破しており、3つの異なるクラブで100点以上を記録した初めてのスーパーラグビープレーヤーとなった。